皆さんこんにちは。アドバイザー藤田です。
以前、お客様の問い合わせの中に「娘が結婚してお嫁に行ったのですが、先方のご両親から一緒にお墓を作りませんか?とお話をいただきました。私は娘を出して独り身なのですが、そういったことはできるんですか?」と、問い合わせをいただきました。昔とは家族の形態も変化してきて老後、もしくは亡くなった後の不安を抱えている方も少なくありません。今日はこのような場合にどういった方法があるかお話ししたいと思います。
目次
- 名字が違っても入れます。【両家墓(りょうけばか)】
- 【両家墓(りょうけばか)】が向いている家庭
- まとめ
目次
名字が違っても入れます。【両家墓(りょうけばか)】
問い合わせにありました「違う世帯でも入れるお墓【両家墓】」は、近年増加傾向にあります。これは核家族化が進み、お墓の承継者が減少していることもあり、仕方のないことかと思います。
お墓の承継者が許可すれば同じお墓に入ることが出来ますが、注意点として墓地・霊園の管理規定により「両家墓」を禁止しているところがあります。また、「~親等までOK」というところもありますので、両家墓をご検討される場合には墓地管理者に確認をとることをお勧めします。
コチラの記事も参考にしてください。↓
【両家墓(りょうけばか)】が向いている家庭
両家墓が向いていて、日本人の誰もがすぐ納得できる家庭像はアニメ「サザエさん」のイソノ家、フグタ家です。
「サザエさん」と同じように別性で同居している2世帯家族は比較的多くあると思います。同居しているご両親がお墓のことを検討している場合には積極的に話に参加するのが良いでしょう。
他にも、自分自身もそうなのですが、お子様が女性ばかりの家庭も両家墓には向いていると思います。
まとめ
【両家墓】はイメージから難しく考えがちですが、2世帯住宅と同じような感覚で捉えればいいかと思います。
かつては「先祖の墓を守っていく。」といった考えが根強かったのですが、近年では継承者不足、信仰心の薄れなどもあり、お墓を管理すること自体が大変になってきています。先祖を敬う気持ちや現在の家庭の幸せの象徴としてお墓を守っていくためにも、今後は【両家墓】は重要な役割を担っていくことでしょう。