お墓の石塔って?~石材店だからわかる!お墓の構造~

170323大澤「お墓の石塔って?~石材店だからわかる!お墓の構造~」
牧之原石材、工事部の大澤です。今日は、前回までのお墓の構造(基礎編)(外柵編)に引き続き、お墓の構造(石塔編)と言う事で、お墓の石塔と呼ばれる部分についてご説明させて頂きます。

・2016年1月5日に公開した記事ですが、内容を加筆修正しましたので2017年3月23日に改めて公開させていただきます。

目次

  • お墓の石塔って何の事?
  • お墓の石塔はどんな形があるの?
  • まとめ

お墓の石塔って何の事?

それでは最初に、石塔についてご説明させて頂きます。石塔とは、お墓を構成している石の中でも、一番中心となる石の部分の事を言います。例えば、和型の一般的なお墓の、石塔と呼ばれる部分は、上から、竿石、上台、中台、芝台の4つの大きな石で構成されている場合が多いです。また、そのほかにも、水鉢、花立、香炉といった物も、石塔の一部として含まれます。その中でも、一番上にある竿石には、「○○家之墓」や「先祖代々之墓」などの文字が彫刻されています。
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お墓の石塔はどんな形、種類があるの?

それでは次に石塔の形や種類には、どんな物があるのか、ご説明させていただきます。
①和型
まず最初にご紹介させていただくのは、「和型墓石」の石塔です。上記の説明と同じく、上から、竿石、上台、中台、芝台と、大きな4つの石と、水鉢や花立、香炉、拝石で構成されている場合が多く、竿石は縦長の形をしているのが特徴で、日本の伝統的な、お墓の形です。
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和型墓石のさらに詳しい事について知りたい方はこちらのブログを読んでみてください。
必見!石材店が教えるお墓のかたち、和型墓石の特徴!
②洋型
次に「洋型墓石」の石塔についてご説明させていただきます。洋型墓石は、近年、建墓がとても増えてきている墓石で、その石塔の構成は、主に、上から、竿石、上台、芝台の3つの大きな石と、水鉢、花立、香炉、拝石、で構成されている場合が多く、和型墓石の石塔と洋型墓石の石塔部分の大きな違いは、一番上にあたる竿石の幅が広く、低い事が挙げられます。また、洋型墓石の、竿石の部分には、「○○家」などの家名以外にも、様々な言葉やメッセージを彫刻するお客様がたくさんいらっしゃいます。
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洋型墓石のさらに詳しい事について知りたい方はこちらのブログを読んでみてください。
読んで納得!石屋が語るお墓のかたち、洋型墓石の魅力!!
③その他
最後に、「和型」や「洋型」以外の石塔をご紹介させていただきます。「和型」や「洋型」の基本的な石塔の形の他には、より個性的で故人や、ご家族の想いを墓石に表すことのできる「デザイン墓石」や、「和型墓石」よりも、供養塔や墓標としての歴史が古い、「五輪塔」が挙げられます。
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2015年12月15日 191506 JST
五輪塔のさらに詳しい事について知りたい方はこちらのブログを読んでみてください。
五輪塔ってどんなお墓なの?誰でも分かるカンタン解説。

まとめ

いかがでしたでしょうか?本日は、お墓の構造「石塔」についてご説明させていただきました。和型墓石のような形から、洋型、デザイン、五輪塔と様々な形があり、それぞれが個性を持っているという事がご理解いただければ幸いです。また、3週にわたり、お墓の構造について、基礎編、外柵編、石塔編とご説明させていただきましたがまだまだ、お墓の構造についてはすべて説明しきれていないことはご了承ください。さらに細かく、深く入った部分について、例えば、施工方法や、耐震施工について等は、次回以降、逐次追加更新をせせていただきますので、よろしくお願いいたします。
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