微力ながらも、2012年から毎月連載しているリビング新聞静岡で掲載しています「イシヤの女房」から反響がありました記事をご紹介したいと思います。最近、永代供養についてのお問合せを多くいただきます。同じように永代供養をお考えの方に、是非参考にしていただければと思います。
目次
永久に供養にしてもらえない?気を付けたい永代供養の仕組み
本文紹介
前回、永代供養を選ぶ人が増えてきている理由や、その選び方についてアドバイスをさせていただきました。今回は、永代供養のカテゴリーや仕組みについて、詳しくお話します。納骨堂、合祀墓、集合墓、合葬墓、共同墓、夫婦墓、個人墓・・・、永代供養の呼び方や種類はさまざまありますが、どれも、遺骨の埋葬場所であり、家墓と変わりはありません。「お墓」は、基本的に屋外に建てられますが、「納骨堂」は、骨壺を室内に安置するタイプです。いずれも「永代供養」のカテゴリーに入ります。利用者にとって気を付けたいのは、「永代」とは、「永久」の意味ではないということです。墓地管理者である(宗教法人や自治体)が定義づける「永代」とは、年会費(管理費)を納めている間であることが多いようです。例えるなら、賃貸マンションと似ています。管理費を納めなければ、退去ということになり、家墓だろうと永代供養墓だろうと「おカネ」と「縁」が切れてしまえば「無縁墓」になってしまうのです。また、「無縁墓」にならないために、年会費がなく、管理費を含めた永代供養分の前払い制のシステムもありますが、墓地管理者が管理するだけで、いつまでも供養してもらえるのかという不安も残ります。「失敗しない墓選び」には、確かな情報と知識が必要です。疑問や不安がある方は、気軽にご相談ください。
まとめ
継承者がいないのでお墓を建てることを悩まれたり、お墓に費用が掛けられないなど様々な理由で、永代供養を検討される方が増えていますが、埋葬方法や埋葬後の供養など、どのように永代に管理してもらえるのかを確認する必要があります。子供に迷惑を掛けたくないなどの理由で、生前にお墓のことを考えられる方も増えてきました。親が思っている以上に供養の事を考えている子供さんもいらっしゃいます。親だけでなく、子供さん(お子さんがいない方はご兄弟など身内の方)を含めて、検討されるのが良いかと思います。
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