こんにちは!今回は、仏壇や神棚を動かす際の手順についてお伝えします。皆様の中にも、引越しや部屋のレイアウト等で、やむを得ず仏壇や神棚を動かさなければならない状況になった方もいらっしゃると思います。しかし、仏壇や神棚を動かす際に勝手に動かすのはあまり良くないと言われ、仏壇や神棚にはご先祖の霊や仏さま、神さまが宿っている為と言われています。今回は仏壇や神棚を動かす際の手順をお伝えします。
目次
- 1.まずは精抜きをします
- 2.動かした後に精入れをします
- まとめ
目次
1.まずは精抜きをします
仏壇や神棚を動かす際には基本的に通常の運び方となんら変わりはありません。変わる所は、まず動かす前に、近隣のお寺にお願いし住職に来てもらい、仏壇とご先祖様の位牌から精抜きをします。もし、檀家になっているお寺がある場合は、そちらにお願いするのが一番良いです。精とは、そこに宿っている霊的な存在であり、宗派によっては「魂」と呼ぶ場合もあるようです。位牌であればご先祖様の霊ということになります。お墓の移転でもそうですが、精を抜くことによって、位牌も仏壇も、ただのモノに戻るのです。その為、精を抜いた後は他のものと一緒に運んでしまっても構いません。
2.動かした後に精入れをします
動かした後は精入れをしてもらいます。できれば、精抜きをしてもらったお寺さんに一緒にお願いするのが一番良いでしょう。神棚の場合は近隣の神社で神主さんにお願いをします。また精抜きや精入れは、動かす時だけではなく、古くなった仏壇や神棚を処分する際にも行います。処分の場合は精抜きだけになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?やはりご先祖様や神様の魂が宿る場所には、感謝の意も込め精抜きや精入れをきちんと行い動かすことをおすすめします。しかし、そうは言っても引っ越しの際にきちんとやろうとすると意外と手間がかかります。「精抜き」や「精入れ」にはお布施などが必要になりますし、部屋内の移動ではなく遠距離の引っ越しとなると引っ越し先のお寺や神社にお願いをしとかなければなりません。日程的に慌ただしい場合は、一連の段取りが出来ないということもあると思いますので、無理はせず仏壇や神棚に手を合わせるという気持ちと行為だけは忘れずに行って頂けたらと思います。