こんにちは!牧之原石材工事部の大澤です。今回は「お墓の目地って何の事?:その施工の種類と効果について」の記事となります。「目地」と言われても何の事かわからない方が大多数かと思いますので、まず目地は何の事なのか、目地にどういった施工を行うかについてご説明させていただき、その後、「目地」に行う施工の種類と効果についてご説明させていただこうかと思います。
目次
- お墓の目地って何の事?
- 目地に行う施工の種類とその効果について
- まとめ
目次
お墓の目地って何の事?
まずお墓の目地(めじ)とはについてのご説明をさせて頂きたいと思います。
お墓の目地とはお墓を建てる工事を行う時、様々な大きさの石を積み上げていくわけですが、その石と石を重ねた隙間の部分の事を言います。
↑の写真の赤い矢印の部分がいわゆるお墓の目地となります。又工事部ではこの部分に行う施工も総じて目地と言って行っています。
目地に行う施工の種類とその効果について
簡単にお墓の目地について上記でご説明させていただきましたが、目地の部分には当社では基本的にコーキングを使用しての施工となります、何故目地の部分を施工するのかというと、隙間が空いている為、そこから雨水やごみが石の隙間にたまってしまう事を防ぐ事が施工の目的となります。水等が入り込み溜まる事で軽度ではコケやカビが生える、重度では錆の発生率の増加等、目地の施工をしないでいて起こる事はお墓に対して悪い事しかありません。また、目地にコーキングを使用する事で石同士の接着を補助する役割もあります。
次に目地に対して行う施工の種類を3種類後紹介させていただきます。
①コーキングによる施工
まず最初がコーキングによる施工です。
工程としては目地の範囲を超えないようにマスキングテープを貼り付け、コーキングを充填後ヘラを使用してコーキングを綺麗に慣らし、マスキングテープを剥がして完了となります。
②セメントによる施工
次にセメントによる施工です。お墓が古く目地周辺の意思がでこぼこしていてコーキングで綺麗に仕上げる事の出来ない場合や目地の補修等で一部分のみ目地を施工するとき他の目地が既にセメントで施工している場合に色調等を合わせる時等にセメントで目地の施工を行います。
こちらも工程としては柔らかく練ったセメントを目地様の鏝(こて)で目地の部分へ塗りつけ、良く絞ったスポンジ等で拭き残しが無いように拭いていき、仕上げに粗がある場合はもう一度鏝で仕上げて完了となります。
③その他
最後にご紹介させていただく施工が「コークレスシール」による施工です。どういった施工かというと、新規墓石等を立てる際に、隣接するお墓や壁との間が狭く、コーキングやセメント目地が行えない場合等に使用します。「コークレスシール」とはコーキング同様の働きをしますが形状がスポンジ状のテープのような形をしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はお墓の目地に関するご説明させていただきました。細かい部分のように思われるかもしれませんが、目地の施工はお墓を長持ちさせる一つの要因となりえます。工事で墓地を訪れる際によく目地に行われたセメントやコーキングが切れ、隙間が空いたままになっているお墓がたくさんあります。セメント目地、コーキング目地それぞれ耐久年数が有ります。途切れた目地を修復する事もお墓の寿命を延ばす一つのお墓のリフォームとなります。また、当社ではお墓の目地のみの修復も可能ですのでご自身のお墓の目地が途切れてしまっていて修復したい。もちろんその他お墓、供養に関する事で気になる点がある方はご連絡ください。