こんにちは!牧之原石材工事部の大澤です。当社でお墓をたてていただいた方にお送りしている施工写真をご覧の方は気になっている方もいらっしゃるかもしれませんが、お墓の基礎部分に穴が開いているのをご存知ですか?穴の大きさや形は石屋さんによって様々ですが「穴が開いているから手抜き工事なんじゃないの?」「穴が開いているから基礎が弱くなりそう」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはありません。むしろ穴が開いている事が重要な事となります。今日は知らなかった方にも知っておいてほしいお墓の基礎になぜ穴が開いているかの記事となります。
目次
- なんでお墓の基礎に穴をあけるの?
- お墓によって違う穴の位置
- まとめ
目次
なんでお墓の基礎に穴をあけるの?
なぜお墓の基礎に穴を開けるのでしょうか?その理由をご説明させていただきます。
穴の大きさは当社の場合10㎝、20㎝、30㎝の3つの大きさが有りますそれぞれが持つ効果というのは同じでその意味とは水抜きの為の穴となっています。お墓の納骨室は四方と上方は石に囲まれ、基本的には外部からの水の侵入はしませんが、囲まれているが為納骨室内部に湿気が溜ってしまいます。もちろんお墓に換気口がついていたりと対策はなされていますが、100%湿気を外に逃がせるわけではありません。その為湿気が結露となり水が納骨室の底にごく少量ですがたまってしまう事が考えられます。水が溜ってしまうとそこからコケやカビが生え、長い目で見るとお墓の寿命に関係してきてしまいます。その為水を逃がすためにコンクリートの無い、直接地面と繋がる穴がわざと開けてあるわけです。水抜き以外の意味としては収められたお骨が土に帰るようにという意味合いも兼ねて持っています。
お墓によって違う穴の位置
それではお墓を建ててしまうと見えなくなってしまうお墓の基礎に空いた穴をいくつかご紹介します。
まとめ
さていかがでしたでしょうか?今回はお墓の基礎に空いた穴の役割についてご説明させていただきました。一番最初に書いたように、「穴が開くことでお墓の基礎の強度が落ちるんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、穴はお墓の重さの最もかからない位置かつ効果を十分に発揮できる位置にに開けており、小さいお墓の基礎なら穴の大きさを小さくしたりと穴を開けたことによりお墓の基礎が弱くなる事を避けているのでご安心ください。