皆さんはお墓参りの花をどうやって選び、どこで買いますか?スーパーなどで販売されている花や、道路沿いにある無人販売。もちろんお花屋さんでは多彩な品ぞろえで目移りしてしまいますよね。そこで今回は、お墓参りの際はどんな花を持って行くのがいいのか「花を選ぶ時のポイント」をご紹介させていただきます。
2017年7月28日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2018年6月8日に改めて公開しています。
目次
- 花を選ぶ時のポイント
- 花をお供えする時のポイント
- まとめ
目次
花を選ぶ時のポイント
それではまず最初に、花を選ぶ際のポイントをいくつかご紹介させていただきます。
①花の種類
まずは選ぶ花の種類についてです。一般的な慣習として「お墓にお供えする花はこれでなくてはだめ」というものはありません。そのため故人が好きだった花であったり、ご自身が気に入った花をお墓にお供えしても問題はありません。しかし世間では「こうした方が良い」「この方がよい」とされている事もいくつかありますのでご紹介します。まずは花の色ですが、故人の四十九日、もしくは法事の際には白もしくは白基調の淡い色の花をお供えするとよいとされています。また、花の種類としては菊やカーネーションが一般的ですが、年始やお盆などはお供えするお花が少し変化したり、菊などにプラスする地域もあるようですので一部ご紹介します。年始は南天や千両。牡丹や松を手向けるのもいいですよね。お盆にはホオズキをお供えしたりするお宅が多いようです。
②その他の要因
その他のポイントとしては、
◎本数・・・特に決まりは無いようですが、3本5本7本など奇数にしておけば無難なようです。
◎香り・・・亡くなった方は香りを食べるとも言われている為、いい香りのする花をお供えしましょう。しかし、あまり強い香りのお花や、周りのお墓参りに来た方にご迷惑になる香りは避けた方が良いでしょう。
他には、トゲがある植物や毒がある花などは避けた方が良いとされています。また、花粉が落ちてしまうような花をお供えする際は、その花粉の部分を事前に取ってお供えするとお墓が汚れなくて済みます。
花をお供えする時のポイント
一般的なお墓としては、花立てが両脇に1つづつあるお墓や花立てが1つのお墓があります。その場合は、同じ種類の花束を1つずつお供えします。しかし、最近はデザイン墓石や洋型墓石の増加に伴い、花立て自体が無いものもあります。その場は墓前に寝かせてお供えします。また、お花の向きに関しては、お墓参りをする方側に向ける事が多いですが、少しお墓側へ向ける場合もあるようです。
まとめ
花を選ぶポイントをいくつかご紹介しましたがいかがでしょうか。地域によっては多少異なるかもしれませんが、どの地域にもどの方にも共通したものがあるとしたら、それは「故人への想い」ではないでしょうか。故人を想って故人が好きだったお花を供える。その気持ちがあれば、自然と「選び方」も「供え方」も決まると思います。ぜひ、故人の好きなお花を持ってお墓参りに行ってみて下さい。
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