こんにちは!牧之原石材工事部の大澤です。様々な墓地でその数こそ少ないですが、特徴的な形で存在感のある『五輪塔』というお墓を見た事はありますか?目にしたことのある方は、そのどれもが同じ形に見えるかもしれません。しかしよく見てみると細かい部分、もしくは大きく他の五輪塔と異なる物もあるかもしれません。そこで今回は、お墓の五輪塔に決まった大きさ、形があるのかご紹介させていただきます。
目次
- 五輪塔には決まった大きさ、形ってあるの?
- 様々な五輪塔
- まとめ
目次
五輪塔には決まった大きさ、形ってあるの?
それでは早速、五輪塔には決まった大きさ、形はあるのかご説明させていただきます。
五輪塔の大きさ
お墓の五輪塔には「この大きさでなくてはいけない」という物は存在しません。五輪塔の大きさは五輪塔の中央の丸い石の直径で決まり、その直径を基準に他の石の大きさが決まります。一般的に立てられている五輪塔のサイズは、その丸い石の直径が8寸(約24cm)から10寸(30cm)の五輪塔が多いとされています。中には20寸(約60cm)を超える五輪塔も存在しています。お墓を建てる敷地の大きさ、また五輪塔のみ建てるのか、もしくは先祖墓と並んで建てる形式にするのか、五輪塔を建てるに当たっての状況でその大きさは大きく変わってくるので、敷地等の大きさにあった、もしくはこのくらいがちょうど良いと思った大きさの五輪塔をお考え下さい。
五輪塔の形
五輪塔の形は大きさが変わるだけで一種類しかないわけではありません。基本的なつくり、構造は変わりませんが、石同士のバランスが変わっていたり、上から三番目の笠(火輪)と呼ばれる石の形等が異なっている物があります。それぞれの変化から大きく4つの種類の五輪塔があり、それぞれ「一般型五輪塔」「現代型五輪塔」「古代型五輪塔」「一石五輪塔」と呼ばれています。
様々な五輪塔
それでは実際にどのような五輪塔があるのかいくつかご紹介させていただきます。
この五輪塔は、最近立てられている五輪塔の中では一番多い形とされている「現代型五輪塔」となります。特徴としては笠の部分の幅が広く、端の部分が反っている事が特徴となります。
こちらの五輪塔は、先ほどの種類で言うと「古代型五輪塔」となります。その特徴としては五輪塔部分の高さが低く、またそれぞれの横幅があり、笠の部分は小さめに作られているのが特徴となります。また他の五輪塔でも上のように「蓮華」と呼ばれる飾り石を取り付ける事が出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「お墓の五輪塔に決まった大きさ、形はあるのか?」についてご説明させていただきました。今回いくつかご紹介させていただいたように「五輪塔」と言っても様々な選択肢がある事がお分かりいただけたかと思います。「五輪塔」はその特徴的な形だけではなく、お墓としての歴史も古く、故人の供養を行うにも適していると業界では大変評価の高いお墓となります。お墓を検討している方で、「五輪塔」がお墓の候補になっていなかった方で、今回の記事を読んでみて「五輪塔を建ててみたいと思った」また「五輪塔に少し興味が湧いた」と言う方がいらっしゃれば幸いです。