こんにちは。今回は、お墓を建てる場所を先に準備されてらっしゃる方からのご相談についてお伝えします。現在「ご本家がお世話になっている菩提寺に勧められた。」や「ご両親が準備して下さった。」と墓所を準備されている方より、承継問題を含め将来的な不安を抱えている方が多くなっております。今回は、一部ではありますが相談される方の悩みと共にどのような選択をされる方が多いのかをお伝えします。
2018年12月22日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2020年12月6日に改めて公開しています。
目次
ご相談が多い内容について
当社にて相談をされる方で多い悩みをご紹介します。
ケース 1
寺墓地を準備しておりますが、檀家になる事に不安があります。寺院での手厚い供養は執り行っていただけますが、一般的には「入壇料」や、供養行事・納骨・回忌供養・読経などのお礼としての「御布施」などが必要になり、継続的な寄付や寺行事が、だんだんと経済的・心理的に負担にならないか?。また、子や孫の代になって、諸事情が生じた際にはスムーズに離檀できるのだろうか?
ケース 2
娘たちが嫁いでしまっており、継承者がおらず、そこにお墓を建てても数十年先には無縁墓になってしまう・・・。
ケース 3
地域の共同墓地を準備していたが、共同管理する住民が高齢になっており近々の管理すらままならなくなってしまった。
選択された供養とは?
変わるライフスタイルや少子高齢化において、このようなお悩みをお持ちの方は墓所を返される方が非常に増えております。決断される大きな理由としてはやはり承継問題が大きいようです。又、将来が分からず子供達に迷惑を掛けたくないからという方もいらっしゃいます。しかし、墓所を返還する事は容易ではありません。お世話になったお寺様へ誠意ある対応をする事が大切です。
墓所を返される前に・・・
一般的に墓地(永代使用権)の返金はされず、転売もできません。また「墓所の準備・確保」の状態ですので、「檀家」になっていないことから「改葬」とは違い、金銭面、お寺との交渉などの大きな負担が掛からない事の優位性がありますが、当然ながら関係各所には、事前に誠意を持ったご説明が必要です。
このような方におすすめの霊苑は?
永代供養を目的とした霊苑を選んで頂ければ、継承者がいらっしゃらなくても、無縁墓になる心配はございません。また、無宗旨、無宗派の霊苑でしたら、「檀家問題」は存在せず、経済的・心理的に負担は取り除けますね。「やいづさくら浄苑」も全墓所、永代供養付きで檀家制度もございませんので このような方には安心してお選び頂けます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?国全体で問題になっている少子高齢化が現代に及ぼしている影響は計り知れません。一昔前は、亡くなったらお墓に埋葬するが一般的だったように思いますし、他の選択肢自体が乏しかったように思います。しかし、時代の流れによりお墓がすべてではないという風潮に変わり始めました。又、お子様達のライフスタイルの変化もあり、以前に墓所をご準備されていらしゃった方の中には、思い描いていた未来予想図から状況が変わってしまったという方もいらっしゃいます。現代の少子高齢化、核家族の広まりの時代的背景において、先祖代々と云うお墓の概念が少数化に向かっており、ひと昔前とは様相が変わりつつあります。時代の変化と共に、多くの方々が既存の枠に嵌らない新しく自由な供養を求めはじめております。今回のような悩みをお持ちの方でも、ご自身に合う供養の墓所がきっとあるはずです。当社では、お墓以外の供養方法のご紹介も承っておりますので是非お気軽にお問合せくださいませ。