こんにちは。近年、生前にお墓を購入される方が増えております。終活の一環としてもそうですが、子供に迷惑をかけたくないという方が非常に多くなっています。しかしまだ、死を急ぐようで考えられないという方もいらっしゃると思いますので、今回は生前にお墓を建てるメリットについてお伝えします。
2019年6月23日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2021年6月15日に改めて公開しています。
目次
生前にお墓をつくる 寿陵(じゅりょう)とは?
生前にお墓を建てることを「寿陵」と言います。古くから「長寿」「子孫繁栄」「家内円満」の3つの果報を招くと言われていました。又、他の言葉で「逆修墓」という事もあり「逆修」とは仏教用語で、生前に死後の冥福のために仏事を行う事で、墓を建てたり位牌をつくる事を言います。
生前墓(寿陵)のメリットとは?
自分で自由に選ぶことができる
生前に建てる事で、場所や墓石の種類、デザインに至るまで、自分の想いを反映しやすく希望のお墓を造る事ができます。
焦らずゆっくりと時間を掛けて決められる
万が一、亡くなった場合に家族がお墓を検討する場合、日々の生活に加え、死後の事務処理や法要準備に追われますのでお墓を造るどころではなくなります。一周忌や三回忌など区切りが良い時期を目安に建立する人は多いのですが、日程が迫ってくると焦りもあり妥協して決めてしまいがちです。生前であれば時間に余裕があるのでゆっくりと決める事ができます。
遺された人の負担を軽減できる
遺された人は事務手続きだけでなく、片付けや遺品整理、法要準備などに追われ、心身ともに大変になります。お墓がある事により負担を軽減する事ができるのです。
相続税の節約
故人が保有していた現金・預貯金・有価証券・不動産など承継する財産全てに対して相続税が課せられます。ただし、墓所に関しては課税の控除対象となりますので、お墓を建てるために現金を用意していてもそれは課税対象となってしまいますが、すでにお墓としてあれば相続税の対象から控除されますので課税されないのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?お墓を建てることは「縁起でもない」と思われている方もまだまだ多いとは思いますが、お墓を建てておく事のメリットもたくさんある事を頭に入れておいて頂けたらと思います。