「忌中」と「喪中」の違いとは?

こんにちは。今回は、「喪中」と「忌中」の違いについてお伝えします。両方とも同義で使用される事が多いですが、それぞれどのような意味があるのかお話をしていきます。

「忌中」の意味とは?

忌中とは、近親者が死去した際に、一定期間死を悼み、身を慎むことを言います。昔の人は死者が出た家とはしばらく距離を置きたいという気持ちがあり「ケガレ」と考えられていたそうです。ケガレとは「穢れ」と書きますが、「気枯れ」という意味も含まれているようです。忌中における「ケガレ」は死に追いやった病や事故に対しての恐れの穢れと、大切な人を亡くして気が沈んでいる状態を「気枯れ」と表現しているそうです。

「喪中」の意味とは


喪中とは、死者を偲ぶ期間であるとされ、悲しみを表す喪服を着ている期間の事を指すようです。江戸時代に「服忌令」によって喪中の規定がされ、喪中期間は12~13か月と定められていたようで、現在は喪服期間についての法律はないようですが、一周忌法要あたりまでを喪中とする人が多いようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?両方とも同義で使用されることが多いですが、意味や期間が違ってきます。最近では忌中、喪中の過ごし方が変わってきているようです。故人が生前楽しみにしていたお祝いなど、遺族にとって大事なことであれば「故人もお許しくださる」と柔軟に考えるケースも多くなってきたようです。ただ、マナーを守るのは基本として、周りの遺族や目上の方との相談をされた方がよいようです。

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