現在、様々な供養の形が選択されている中、お墓を持たない選択した場合に、跡継ぎの心配や無縁墓の心配の無い永代供養墓を選ばれる方が多いようです。新しい供養の中でも現在の永代供養墓は、種類もさまざまで多種多様化しています。
今回は、『永代供養墓』についてお話していきたいと思います。
2016年4月26日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2022年3月29日に改めて公開しています。
目次
- 永代供養墓とは?
- 永代供養墓ってどんな人に向いてるの?
- 永代供養墓の予算はどれくらい?
- まとめ
目次
永代供養墓とは?
永代供養墓(えいたいくようぼ)とは、子孫による継承を前提とせず、主にお寺や霊園が供養するお墓のことです。
今や、永代供養墓は、さまざまな形態(種類)があり、運営する霊園・寺院によってもシステムが違いひとつにくくれませんが、大きく分けて5つのタイプに分けられます。
合祀・合葬墓
お釈迦像や観音像や石碑を建立し、供養塔としてその下にご遺骨を安置し(他の方と遺骨を一緒にする合祀)、永代に亘り供養するというスタイルが多い。
集合墓
納骨室は個別になっており、中心に石碑や塔がある。
納骨堂
屋内に遺骨を収容できる納骨堂。
個人墓
通常のお墓の様にお墓自体は個別にになっているタイプの永代供養墓。
樹木葬
シンボルツリーの下で個別に埋葬する。
樹木葬も永代供養墓のひとつと言われています。
関連記事です→樹木葬とは?新しい供養の形ってどんなものがあるの?
永代供養墓ってどんな人に向いてるの?
■継承者がいなくても購入できる
・生涯独身の方
・子孫に恵まれなかった方
・無縁仏無縁墓の心配のある方
関連記事です→寂しい事ですが近年急増中!無縁墓って何の事?
・親族や血縁の遠い方を供養する方
■供養を受けられる
(各供養墓の形や形態によります。※使用規定要確認)
・定期的な供養を受けたい方
・聖職者の方などが法要を希望する方
■費用負担が少なく準備ができる
・経済的に軽減してお墓の準備をしたい方
・維持費を掛けたくない方
※費用については、次項で詳しくご説明します
永代供養墓の予算はどれくらい?
さまざまな永代供養墓の形態の為、基本料金と言われる項目をを目安にご案内します。料金体系として、「永代供養料」、「供養墓の使用料」、「納骨費用」、「彫刻費用」(彫刻が有る場合)、「管理料」が基本としてあり、「墓石代」、「開眼供養料」、「入檀料」が追加される場合があります。
「永代供養料」の目安金額/静岡県の相場価格
他の方の遺骨と一緒に納める合葬墓の場合・・・10万~30万円程度
骨壷のまま安置する納骨堂の場合・・・50万円程度
個人お墓の様な形態の個人墓の場合・・・50万~200万円が目安
樹木葬・・・30万~80万円程度
まとめ
永代供養墓を生前で用意する人も多くなってきた現在、多種多様化する永代供養墓は日々進化しています。永代供養墓の種類を比較し、自分たちに合うものを選ぶことが大事だと感じます。霊園の管理や、お寺の住職様の人柄など多方面から選ばれると良いでしょう。
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