こんにちは!牧之原石材、工事部の大澤です。前回のお墓の構造(基礎編)はいかがでしたでしょうか?今回は引き続きお墓の構造(外柵編)ということで、お墓の外柵と呼ばれている石の部分のことについて、説明をさせていただきたいと思います。
・2015年12月13日に公開した記事ですが、内容を加筆修正しましたので2017年3月16日に改めて公開させていただきます。
目次
- 外柵って何の事?
- 何のためにあるの?
- どんな形があるの?
- まとめ
目次
外柵って何の事?
それでは最初に、外柵とは、お墓のどこの部分のことを言うのか、説明をさせていただきたいと思います。まず、「お墓」といっても、それぞれの石ごとに名前がついています。例えば、お墓の一番上にあり、墓標となる家の名前等が彫ってある石の事は、竿石(さおいし)、竿石の下にある石を上台(じょうだい)、といったように、お墓は様々な名前の石を組み上げて作られています。その中でも、外柵とは、主に、お墓を囲っている枠の部分を言います。
何のためにあるの?
では次に、外柵の役割を説明させていただきたいと思います。外柵は、お墓の立っている場所を囲んで区切り、隣のお墓や、区画の区別をはっきりさせるという事が主な役割といえます。また一説では、あの世とこの世を区切る物としての役割も果たしているそうです。
どんな形があるの?
では、外柵の形にはどんな物があるのか、紹介させていただきます。
①
こちらは、お墓本体や、納骨室が外柵と一体化しているお墓の写真です。
こちらも、納骨室が一体型のお墓の外柵部分を抜粋した一例です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今日はお墓の構造、外柵についてご説明させていただきました。最後に何点か補足の説明をさせていただきますと、一概に外柵、と言ってもお墓本体のデザインや、墓所の大きさにより形は様々で、いろいろな外柵があります。また、お墓を建てる墓所によっては、外柵自体が無いお墓もあります。そして、石材店等の所在している地域によっては、外柵の定義が異なり、上記③のような部分を外柵と呼ばずに、②の区画を区切る部分を主に外柵と呼ぶ石材店さんもあるようなので、お墓を建てる事をご検討なさる際はご注意ください。
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