こんにちは!牧之原石材工事部の大澤です!皆さんはお墓は何で作られているかはもちろんご存知だと思いますが、お墓は簡単に言うと石でできています。少し詳しく言うと「御影石」という名称の石でできています。さらに専門的な用語で言うならば、御影石は「花崗岩」という石材の仲間になります。皆さんはここまでご存知でしたか?単に「石」といってもその形、色、硬さ等様々な特性と名称があり、その用途も種類の多さに比例して様々です。今日はお墓に使われている「石」に限らず、「石」そのものについて知っていただくためのご紹介記事です。
目次
- 石の種類ってどれくらいあるの?
- 石の使用用途って?
- まとめ
目次
石の種類ってどれくらいあるの?
それでは最初に石の種類のご紹介です。たびたび専門的な言葉が出てきますがご了承ください。「石」とひとくくりに言っても上で記載させていただいたような御影石が花崗岩に含まれるように様々な種類があります。1つのくくりで分けると3つの種類に分ける事が出来、それぞれ火成岩(マグマが固まってできた岩石)と堆積岩(堆積物が固まってできた物)と変性岩(既存の岩石やそれが変化した物)に分けることができます。御影石を含む花崗岩はこの内の火成岩に含まれます。石という物は道端に転がっている石ころから、ダイヤモンドまで総じて「石」と呼ばれる事からその総数は図り知れません。ちなみにお墓のお話しに戻りますが全世界でお墓に使用できる石の種類は数百とも、数千ともいわれています。また、石というくくりの最大の分岐は岩石と鉱物と分かれています。どちらも一般的には石と呼ばれていますが、その二つの差は鉱物は純物質であり、岩石はその混合物となります。ここでプチ情報ですが、地球最古の岩石はカナダの東部で42億8,000万年前ものが発見されています。日本最古の岩石は約5億610万年前の岩石が茨城県で発見されています。
石の使用用途って?
さて、それではそれぞれの石の使用用途についてご説明させていただきます。先ほど一番大きなくくりは岩石と鉱物と記載させていただきました。その2種類の内、鉱物の使用用途は、鉄鉱石や金鉱石といった鉱物からの金属の生成が1つの大きな使用用途となります。そのほかダイヤモンド等の宝石も鉱物に含まれることから、原石を加工してのアクセサリーへの転換も行われていることはご存知の通りかと思います。次に岩石の使用用途についてですが、最も岩石の資源利用として多いものは建材とされていて、岩石は木材と並び建築材料としては最も古い一つとされています。岩石が建築材料として使用されている有名な建築物は、皆さんもよくご存じのエジプトのピラミッドやイタリアのコロッセオ等が挙げられます。もちろん岩石を使用した建築物の中には墓石も含まれています。建築材料の他には、石器時代という時代の名称からその頃は一種の岩石を使用した道具や、武器が使用され生活の中心になっていました。また、より身近なところでは、料理器具に使用される場面もよくあります。このように石、岩石や鉱石は地球の誕生から存在し、人が誕生してからも様々な用途で使用され、人と密接に関係してきた物の1つであるという事がお分かりいただけましたでしょうか?
まとめ
さていかがでしたでしょうか?今回は「石」という物を大きなくくりでご説明させていただきました。説明の中でなかなか聞く事の無い言葉が所々あり、難しい記事になってしまったかもしれませんが「石」という物はお墓に限らず私たちの身近なものでも、古くからたくさん存在していて、様々な事に使用されているという事がご理解いただければと思います。最後にお墓に使用される石に限ったお話しになりますが、お墓に使用される石の中でもたくさんの種類があり、色の違いや吸水率といった石の硬さからその石がどれくらい水を吸うかを表した数値が存在していたり、どんな石がどこで採れるか、日本で採れる石なのかその他の国で採れる石なのかと、お墓の形になる以前に、お墓に使用される石にだけ焦点を当てても様々な要因があります。それらの事についても、今後のブログ記事でご紹介をさせていただきますので、お墓を建てる、建て替える等のお墓にご興味をいただいている方はぜひご覧になってみてください。
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