皆さんこんにちは。不摂生な体で早くも夏バテ気味のアドバイザー藤田です。夏も近づき気温がグングン上昇してきましたので、体調管理には十分気を付けましょう。 さて、皆さんそれぞれに信仰されている宗教(もちろん無宗教の方もいますが。)があると思いますが、今日は時折質問を受ける浄土真宗の方の分骨についてのお話をいたします。 浄土真宗以外の方にも参考にご覧になっていただければと思います。
- 浄土真宗とは?
- 浄土真宗の分骨について
- 分骨場所について
- まとめ
目次
浄土真宗とは?
「日本の仏教の宗旨のひとつであり、鎌倉時代初期の僧である親鸞が、師である法然によって明らかにされた浄土往生を説く真実の教えを継承し展開させ、親鸞の没後にその門弟たちが教団として発展させる。」と、されています。 また、浄土真宗は宗派が多数あり、中でも大きなものは東本願寺を本山とした「真宗大谷派」と、西本願寺を本山とした「浄土真宗本願寺派」があります。
浄土真宗の分骨について
浄土真宗ではお墓にお骨を収める以外にも本山や各所にある別院やお寺に収める風習があります。浄土真宗ではお骨を故人そのものとは捉えないためとの事です。 分骨については「浄土真宗本願寺派」においてご門徒さんの嗜みとして行われているのが一般的なようです。他の宗派の方でも分骨する方もいらっしゃるようですが、多くは「浄土真宗本願寺派」の方かと思います。
分骨場所について
浄土真宗本願寺派の本山納骨・分骨についてですが、大きく分けて2通りの納骨があります。 1つは祖壇納骨といい明著堂の奥にある親鸞聖人の墓所の近くへ納めます。こちらは合葬のため、後にお骨を返却することが出来ません。 もう一つは無量寿堂納骨といい、納骨堂の納骨区画への納骨です。一般寺院での納骨堂利用と同様で、大谷本廟と言うお寺の中の納骨堂に納骨されます。
まとめ
納骨・分骨に対する考え方は宗派によっても違い、正解・不正解があるわけではありません。それぞれ故人への想いからどのようにするのが一番最適か、ご自身が安心できるのかを考え選択するのが良いかと思います。 近年では手元供養といいご遺骨を粉骨(パウダー化)し、ペンダントやジュエリーなどの身に着けるものとして普段の生活の中でいつでも供養できるスタイルも出てきました。 供養というのは故人に対する想いだけでなく、自身の心の拠り所としても非常に大切なことです。 こちらも参考に↓ 手元供養とは?~新しい供養の形、どんなものがあるの?~ 粉骨サービスとは?どのような人向けのサービスなの?