皆さんこんにちは。アドバイザー藤田です。
近頃お客様からの問い合わせで非常に多くなってきているのが「樹木葬」です。言葉のイメージからも非常にエコロジーな響きもあり、これから注目の供養の形になってくるのではないでしょうか?
今回はこの「樹木葬」について、東京と静岡の違いを検証していきたいと思います。
- 樹木葬とは
- 東京の樹木葬の特徴
- 静岡の樹木葬の特徴
- まとめ
目次
樹木葬とは
一般的には樹木をお墓に見立ててご遺骨を埋葬する形の供養方法であり、景観の面からみると樹木に花が咲く時期などは非常に鮮やかで、お参りに来るのと同時に亡くなられた方の思い出を語らういい機会となります。
ただ、樹木葬のスタイルによっては、ご遺骨がどこに埋葬されているのかわからないため、お参りに来る方がどこに向かって手を合わせるのかわからない場合があるようです。
形としては、ご遺骨を埋葬するたびに新しい苗木を1本植えるケースや、墓地の中央にシンボルとなる樹木を植え、その周辺の区画に遺骨を埋葬するケース、個々に墓石があり供養するなど様々な方法がある様です。
東京の樹木葬の特徴
東京都内の樹木葬は平成二十四年頃より普及され始めました。土地の問題もありその多くは郊外に出来ています。価格帯に関してはまた後日詳しくまとめたいと思いますが、25~120万円くらいがおおよその相場です。
また、ペットも一緒に入れる樹木葬も近年増加傾向にあります。
静岡の樹木葬の特徴
静岡県内では樹木葬の件数は増加傾向にありますが、東京と比較するとまだまだ少ないのが実情です。価格帯に関してはまた後日詳しくまとめたいと思いますが、15~80万円くらいがおおよその相場です。
東京と比べると比較的、区画面積は広めの傾向にありますが、ペットも一緒に入れる墓所は少ない様です。
まとめ
東京の樹木葬は静岡と比べ金額的には少し高めの設定であり、区画は小さめの傾向にあります。また、東京の樹木葬を運営しているのは寺院も多いのですが、比較的ペットに関して寛容であり一緒に入れるタイプ、またはペットのみの価格設定をされているところもあり、都会の一人暮らしの人にターゲットを絞ったプランも特徴的です。
これらの違いは、東京は地方出身者が多く居住しており、代々の墓に入る選択肢が無い人が多いためであり、その点、静岡の樹木葬を選択する人の多くは実家のお墓は近くにあるが、いずれ後継者がいなくなるというシチュエーションの方が多い傾向にあります。核家族が進み、家督承継の意識が薄れていく中で、「樹木葬」は今後も増加傾向になっていき、ゆくゆくはこちらがトレンドになってくるのかもしれません。
形は変化しても故人を敬う気持ちはいつまでも持ち続けたいものです。