近年、少子化や核家族化などによる家族のあり方の変化と共に、様々な供養が行われるようになりました。先祖から受け継いできたお墓も維持・管理が難しい状況になってしまった方の中には、墓じまいをして遺骨を供養塔などに移す方も増えてきました。では、新しい供養方法の一つ「散骨」には、どのくらいの費用が必要なのでしょうか?今回は「散骨」に掛かる費用について考えてみましょう。
2016年8月6日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2020年1月17日に改めて公開しています。
目次
静岡県で散骨するにはどんな費用が掛かる?
先ずは、静岡県で散骨を考えた際に何が必要でどんな費用が掛かるのかをご説明します。散骨をするにあたって必要なのは大きく分けて2種類あります。
粉骨(パウダー化)費用
散骨するには、必ず遺骨を細かく粉骨(パウダー化)する必要があります。遺骨をそのまま散骨すると遺棄罪になりかねません。環境保護や節度を持った葬送の概念への配慮が大切です。ご自身で粉骨されれば費用を抑える事はできますが、故人の遺骨を細かくパウダー状にする事に抵抗のある方が多く、業者にお願いするのが一般的です。
散骨費用
粉骨(パウダー化)した遺骨を目的の場所まで運び、散骨する為に掛かる費用です。散骨場所や散骨方法により金額は異なります。一般的なのは、海に遺骨を撒く「海洋散骨」です。船の規模や乗船人数などにより費用が異なります。
※業者によって異なりますが、粉骨と散骨がセットになったプランが多いようです。
散骨の方法と費用の目安
粉骨費用
2万円~ 遺骨の保管状態や粉骨後の容器・保管方法により異なります。
①海洋散骨
委託散骨 5万円~ 散骨会社に遺骨を預けて全てをお任せするプラン
合同散骨 10万円~ 複数のグループ(他のご遺族)で船に乗り合わせ、合同で散骨するプラン
個人散骨 20万円~ 家族や親族で船を貸し切って散骨するプラン
※立ち合い希望の場合は、集合場所までの移動費が別途必要となります。
②山への散骨
10万円~ 山の自然の中で樹の根本などに散骨するタイプ
ご自分の持ち山か業者が所有する山以外での散骨が難しいことや、他の用途での使用が出来なくなるという事もあり、海洋葬に比べて選択場所が少ないようです。
散骨を代行する事は殆どなく、ご家族も一緒に山に入って散骨することが多いようです。
③海外で散骨
15万円~ 海外の海や陸地など思い出の場所に散骨するタイプ
※別途、渡航費、宿泊費が必要になります。
④自身の土地へ散骨
費用なし ご自分の所有する土地(庭など)に散骨する場合
ただし、引っ越しの予定がない事が条件だったり、近隣とのトラブルを考慮するとおすすめは出来ません。
※この他にも、宇宙葬・空中葬・バルーン葬などもありますが、30万円~と高額になります。
まとめ
簡単ではありますが、散骨の費用についてまとめてみましたがいかがでしょうか。上記の通り、業社に全てをお任せすれば、遺族に対しての応対が簡素化されるため費用も抑えられるなど、選択する供養方法によって費用に差があるようです。海外など散骨場所によっては、移動費や旅費の方が高額になってしまう場合もあります。故人の想いや遺族の供養への想いを考慮し検討の資料としていただければと思います。また、今回ご紹介した【粉骨(パウダー化)】に関しましては、当社でも承っております。手元供養をご検討の方はお気軽にご相談ください。お待ちしております。
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