こんにちは!牧之原石材の福島です。お墓の建立を考えた時、まずはお墓のどの部分からイメージされていきますか?最初に、お墓の形やデザイン性をイメージされる方も多いのではないでしょうか。しかし同じお墓の形でも、お墓の色(石材の色)が変わるだけで、見た目の印象がガラリと変わってくるのが、石材の選択をする時の面白みでもあります。今回は、そんなお墓の色で迷った時、参考にして欲しい内容でお届けします。
目次
- お墓の石材の色や石種について
- お墓の石の色 白系・グレー系の注意点
- お墓の石の色 黒系・赤系の注意点
- まとめ
目次
お墓の石材の色や石種について
まず初めに気になる項目として「石材とは?」ではないでしょうか。お墓の石にはどんな種類や色の違いがあるのか知っておきましょう。
石材の種類(石種)についてはこちらを参考に↓画像をクリック
一般的に大きく色を分けてみると、白系・グレー系・黒系・赤系と言われています。そして、石というのは、小さい粒と粒との集合体です。粒が小さくしっかりと詰まっているのはキメの細さの証拠です。キメの細かさは吸水率を下げ、水がしみにくくし、磨き上げることにより石材の輝きも違ってきます。
(関連リンク記事:お墓の石材の種類によって金額も違います。その違いについてはこちらを参考に→「石によって値段が違うのはなぜ?」3つのポイント )
お墓の石の色 白系・グレー系の注意点
お墓の石の色「白系」といっても、真っ白の石材ではなくグレーや黒、薄ピンクが混ざっているようなお色になります。また「グレー系」も同様、グレーや黒や少し暗めの白色が混ざっているお色です。
注意点としては、キメの細かさからいくと写真でも分かるように、白系・グレー系は黒系に比べ、ひとつひとつの粒が大きめですね。水がしみやすく、シミなども出来やすくなります。しかし、白い墓石は昔から縁起が良いとも言われ、関東などでは好まれるお色であり、予算的にもリーズナブルということで、あえて白系を選ばれる方も多いです。
お墓の石の色 黒系・赤系の注意点
お墓の石の色「黒系」は、大半が黒の色の中に、小さく斑点が混ざっています。黒系と言ってもたくさんの種類があり、その斑点の大小やまばらさによって違いがあります。
また「赤系」は鮮やかな赤色であり、薄い黒や白などが入り混じり形成されています。
まず「黒系」の注意点としては、色が濃色ということで、経年の色の変化の可能性があること、そして色が黒いという所から、太陽の熱を吸収しやすい為、夏になりますと大変熱くなります。(真夏の炎天下ですと、目玉焼きが焼ける程と言われています。)そのようなことを受けてか、昔の迷信では安らかに眠れないと言われ、黒は縁起が良くないと避けられていたようです。また「赤系」も血を連想させる為か、避けられる傾向にあったようです。しかし、現在では、墓石の洋風化に伴い、デザイン性や個性的な形を検討される方も多く、黒系や赤系は特に人気がある色になっています。そして、石のキメの細かさから、硬質で吸水率も低く、耐久性に優れた高級石材となっています。
まとめ
お墓の石の色を考えたとき、たくさんある種類の中からまずは大きく分けて「白系・グレー系・黒系・赤系」に分類されています。その特徴をしっかりと見極め、注意点として、キメの細かさによる吸水率や硬度、色の変化、価格など、選定の際には確認し、お墓の建立に向けて理想とするイメージに合う墓石の色の石種を選んでください。とはいっても、石種は大変沢山あり、また採掘時の石種の最新の情報を確認することも大事です。石材のプロであるアドバイザーなどに相談しながら進めていくのが一番良いでしょう。