だんだん秋も深まりつつある今日このごろ、先日 無事に誕生日を迎えた泉原です。知っていましたか?静岡県の中部地方でよく選ばれる墓石が白御影石なんです。今日は、わたし達『牧之原石材』で良く使用される、白御影石についてのお話しです。
目次
- お墓でよく選ばれる白御影石ベスト3
- まとめ
目次
・第一位 G623
G623は、「ジー・ロク・ニー・サン」と読みます。原産国は中国福建省です。日本国内で使用される中国産の墓石としては、最も有名で、多くのお墓に使用されている石です。わたし達、牧之原石材でも一番多く使用しています。とくに、外柵材(土台等)として、全国の墓石に使われており、「外柵といえばG623」と言われるほどです。中国産石材が日本に輸入され始めた当初から使用され、とくに大きな欠点も無く、長尺も取れる石材です。
・第二位 G688
原産国:中国
吸水率:0.169%
G688は、「ジー・ロク・ハチ・ハチ」と読みます。 白と黒のバランスが、とてもきれいな石材です。その灰色は、ただ「お墓らしい色目」というだけでなく、白黒のバランスが、色彩としてとても美しく映えています。その石目は安定しており、天然キズや玉が少ないと言われています。近年は墓石本体にも使用されるようになってきましたが、彫刻などが目立ちにくいこともあり、外柵材で使われることが多いようです。輸入量も年々増加しているそうです。牧之原石材ではよく、黒色の石材とツートンで使用しています。G688は遠目で見ると少しグレーに見え、非常に上品な印象を与える石材です。
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・第三位 AG213
原産国:中国
吸水率:0.112%
AG213は、「エー・ジー・ニー・イチ・サン」と読みます。愛媛県産大島石によく似ており、 石目が こまかくとても綺麗な石です。国産石碑の外柵に使用したり、国産に比べ安価ですので石碑としても使用頻度が多くあります。黒玉をあまり含まないためか、すっきりした高級感のある佇まいに仕上がります。排水性もそこそこあるので、雨後の状態は、それほど水を取り込んだ感じはしません。比較的新しい石種ですが、同ランクの白御影石と比べると石質はいいと言われています。
まとめ
お墓を建てるときの石材選びですが、板石のサンプルを見た印象と、実際に建てたお墓を見た印象と、同じ石材を使用していても実は違って見えます。それは実際に屋外でお墓を見るときの天気によっても大きく変わる為です。晴れの日ですと、青空などが映り込み青みがかって見える場合もあります。また雨の日や曇った日には、少し暗く見えたりもしますので、意識してみるといいかもしれません。また、白い御影石は色が濃い目の石材とも相性がいいので、組み合わせを考える場合にはオススメです。
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