こんにちは!牧之原石材、工事部の大澤です。「お墓の上部の耐震性ってどうなってるの?:和型墓石編」というブログを書かせていただきました。今回はそれの別種類、「洋型墓石」の上部の耐震性についてご説明をさせていただきたいと思います。
和型墓石の上部の耐震についてはこちら↓
目次
- お墓の上部の耐震施工「洋型墓石」
- 耐震を怠るとどうなるの?
- まとめ
目次
お墓の上部の耐震施工「洋型墓石」
次に「洋型墓石」の上部の耐震施工をご説明させていただきます。洋型墓石は和形墓石より構成される石が一段もしくは二段少ない物が多く、また最上部の石が和形墓石のように縦長でなく横長なため、和形墓石と比べて低く建てる事が出来るお墓の種類となりますが、それでも何の対策をしなければ地震の被害を受けることは確実です。施工方法や使用している物自体は上記の「和形墓石」とほぼ同じですが、このブログを閲覧していただいている方のイメージアップにつながるかと思いますので、こちらも写真にてご説明させていただきます。
洋型墓石の一段目と二段目の施工方法を合わせてご紹介させていただきます。
和型墓石と比べて高さが低い洋型墓石ですがそれぞれ耐震ボンドを適切量使用し、一段目には耐震パッド、二段目(最上部)にはより強力な耐震パッドを使用し、お墓上部の耐震性を高めています。
耐震を怠るとどうなるの?
以下の写真は実際に地震で影響を受けたお墓です。
地震の規模が大きかったせいなのか、施工が不十分だったためか、お墓が上部から倒れ、破損してしまっている事がお分かりいただけるかと思います。
工事部の私個人の見解としては耐震ボンドの使用法が不良、耐震パッド不使用という点が少なからずこの被害に影響を及ぼしていると思います。
まとめ
さていかがでしたでしょうか?今回は「洋型墓石の上部の耐震性」についてご説明させていただきました。昨今各地で地震災害が多発しています。また南海トラフ、東海地震等、まだまだ予断はできない状態です。耐震ボンドの適切な使用、耐震パッドの使用等がお墓の地震に対する被害削減の一つの手である事をご理解ください。