こんにちは!牧之原石材工事部の大澤です。皆さんのお墓はどこから納骨を行うかご存知ですか?実はお墓の種類であったり、お客様のご要望により、大きく分けて3種類の納骨の仕方に分類されます。今回はそれぞれ特徴等踏まえてご紹介させていただきたいと思います。
目次
- 代表的な3つの納骨の仕方
- あまり目にすることのない納骨の仕方
- まとめ
目次
代表的な3つの納骨の仕方
それではまず最初に代表的な納骨の仕方をそれぞれ個別にご紹介させていただきます。
水鉢納骨
まずご紹介させていただく納骨の仕方の名称が『水鉢納骨』です。これは墓石の内、和型墓石に見られる納骨の仕方です。
方法としては和型墓石の中央にある「水鉢」という部分を取り外して納骨を行う方法です。
購入した墓地の区画にすでに土台が立っており、かつ納骨蓋もない場合の和形墓石に用いられます。
納骨蓋からの納骨
次にご紹介させていただく納骨の仕方の名称が『納骨蓋からの納骨』です。これは墓石の種類に問わず、新しいお墓や、最近建てられたお墓、霊園等の墓地に多く見ることのできる納骨の仕方です。
方法としては墓石の土台部分にはめ込まれた納骨蓋を取り外して納骨を行います。
納骨を行う際にはまっている蓋を取り外すだけで納骨を行うことが出来、また納骨前後の目地作業も行う必要がないため3種類の中では最も納骨作業が簡単に素早く行えます。
拝石納骨
最後にご紹介させていただく納骨の仕方の名称が『拝石納骨』です。これも、上の『納骨蓋からの納骨』と使用される頻度は同じくらいで、最近建てられた比較的新しいお墓、霊園等の墓地に多くみられるという点も似ています。
方法としては墓石の一番手前に置かれた「拝石」という部分を取り外して納骨を行います。
拝石という比較的ちょうどよい高さから納骨が行えるため、納骨作業が楽で、他の二種類に比べて納骨室内が広く見渡せるため、最後までしっかりとお骨をお見送ることが出来ます。
あまり目にすることのない納骨の仕方
次にご紹介する納骨の仕方は、あまり目にすることは少ないですが、お墓に関する1つの豆知識としてご紹介させていただきます。
特殊な蓋納骨
こちらの納骨の仕方は名称が蓋納骨となっているように、上項にご説明させて頂いた物とほぼ同じように、墓石の一部が蓋になっていて蓋を開ける事で納骨ができるようになる方式です。こちらの場合お墓の上部に納骨口があり使用によっては砂利が敷き詰められていてその場所を忘れてしまっている方も少なくありません。
観音開き
こちらも少し特殊というよりか、静岡県ではあまり見る事のない納骨の仕方で、以前地震の復興支援で訪れた熊本のお墓はほとんどがこの方式でした。納骨を行う場所は「納骨蓋からの納骨」と同じですが、納骨蓋ではなく観音開きの扉になっていることが大きな特徴です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今日はお墓の納骨の仕方の違いについてご説明させていただきました。今回ご紹介させていただいた3つの種類「水鉢納骨」「納骨蓋」「拝石納骨」それぞれありますが、今回ご紹介させていただいた特徴の部分は一例で、例えば、和形墓石だから必ず水鉢納骨、既存の土台に納骨蓋がないから拝石納骨という事は必ずではありません。既存の土台の場合はその墓地の管理者の可否にもよってしまいますが、お墓の施工、設計には多数の選択肢が存在しています。これからお墓をお考えの方は固定概念を持たずに、石材店スタッフにご相談ください。また宗教上の理由であったり他の理由により納骨をご自身で行おうとする方も中にはいらっしゃいますが、簡単な事のように見えても、各作業専門的な技術が必要で、中には危険が及ぶ者もあります。また礼服等汚す恐れもありますので、納骨作業は石材店等専門業者に依頼することをお勧めします。マキセキでは納骨の準備から納骨、納骨後の施工まで一通りのお手伝いをさせていただいております。また天候が雨の場合でも対応が出来ます。マキセキは、最後のお別れの儀式「納骨式」を大切に想って心を込めてお手伝いをさせて頂いています。