親、配偶者、子供、友人、ペット・・・。大切な存在を亡くした時、深い悲しみを抱きます。頭では色々わかっていても、心がついていかない事ばかりです。どう向きあえばいいか少しでもお力になれることがあればと思い、『AERA No.35 2016.08.15 P26.P27』より一部抜粋してお伝えしていきます。
目次
- 悲しみと上手に向き合う6カ条
- まとめ
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悲しみと上手に向き合う6カ条
実際にKさんという方の経験をもとに作成したそうです。
1.悲しみも苦しみも「乗り越えるもの」ではない。決して焦らない
何もできなくても、逆に過活動になっていても、あるいは強い悲しみにさいなまれていても、何かしようと焦らない。悲しみや苦しみは「乗り越えるもの」ではないことを知り、決して焦らない
2.安心して自分の悲しみを話せる人を見つける
ときには故人のことも自分のこともよく知らない第三者のほうが楽になることもある。グリーフケアを専門とする医療機関、カウンセラーなど専門家でもいいので安心して自分の悲しみ話せる人を見つける
3.書く、言葉にしてみる
故人に向けて悲しみや謝罪、ときには怒りを文字にしたり話しかけたりして、それに対し故人がどう答えてくれるのか「亡くなった人の目線」も感じてみる。
4.「食べる」「飲む」という行為を丁寧にしてみる
少ししか食べられなくても、行為自体を味わう感覚で。音楽を聴くのもいい。「食べる」などの行為に集中することで悲しみを感じる時間に少し隙間をつくることができる。
5.SNSなどから距離を置く
SNSを通じて伝わる友人や知人の当たり前の日常や言葉が、心に厳しく突き刺さることも多い。お悔みや励ましもありがたいが、少しの間、情報を遮断した時間をつくる。
6.悲しみを抱えるのと同時に喜びも手にしていることを知る
大切な人を亡くさなければ出会えなかった人、物事、考え方や、何かしらの「故人とともに生きている実感」など。悲しみと対をなして得られる喜びもある。
まとめ
人それぞれ大切な人への想いは違いますし、考え方も違います。この記事を読み実行してみても、悲しみから解放されない方もいらっしゃると思いますし、逆に救われる方が一人でもいらっしゃれば幸いです。私個人的な意見ですが、「3.書く、言葉にしてみる」のように、実際にお墓へ行き手を合わせながら話しかけたり、携帯のメモに故人へ伝えられなかった思いを書くことで、少しですが気持ちを落ち着かせることができたかと思います。