流通ジャーナリスト金子哲雄さんが行った完璧な終活とは

170409磯部「流通ジャーナリスト金子哲雄さんが行った完璧な終活とは」

こんにちは!最近話題の”終活”ですが、今回は見事な終活を行い自らの死と向き合った、流通ジャーナリストの金子哲雄さんがどのような終活を行い、終活をすることでのメリットについてもお話ししていきたいと思います。

目次

  • 金子哲雄さんが行った終活とは
  • 終活の第一歩!エンディングノート書き方セミナーのご案内
  • まとめ

金子哲雄さんが行った終活とは

金子さんの終活は見事としか言いようがないもので、真似しようと思ってもなかなか真似できるものではありません。
具体的にどのような終活を行なっていたかというと、

  • 「自分の死後に出版してほしい」と生前に本書を執筆。
  • 生前に戒名をもらっていた。
  • 公正証書遺言を作成していた。
    • 葬儀を自分で決めていた。

葬儀費用をすべて自分で出したかったので、生前に自分の葬儀費用を見積もり、その分を妻の口座に(前もって)移しておく。

    • お墓を決めていた。

金子さんは都会の喧騒の中で眠ることを望んでいたようです。
始めは築地本願寺にしようと考えていたそうですが、時期がくると杉並に移されるのが嫌だった。
そこで、東京タワーの近くに決めたと本書に書かれていました。

    • 霊柩車を自分で決めていた。

「金ピカの派手なやつは願い下げ。
地味な車でいい。
そこで、真っ黒なリンカーンでお願いした。」

    • 遺影を決め、死装束も決めていました。

唯一持っているセミオーダーのスーツ。
ネクタイと眼鏡は遺影と同じオレンジのものにした。
眼鏡好きの私は、何本もデザイン眼鏡を持っているが、「最後はこれ」というものを決めた。

その他、参列者にふるまわれた仕出しの料理も、にぎり寿司からオードブル、煮物とこれまた金子さんが決めていたそうです。「にぎやかにしてほしい」との思いから、控室には50インチのモニターテレビが置かれ、これまで自身が出演したバラエティー番組がノンストップで流されました。

参列者に配られた会葬礼状の文面もユニークで、自らの死を「41歳で人生における早期リタイヤ制度を利用させていただいた」と表現し、仕事でかかわった人々に感謝とお詫びの言葉を綴った。延命治療をしない意思を伝え、通夜・告別式の会葬礼状までも生前に用意し、お墓の手配や葬儀内容についてまでご自身で準備しておられたということで驚くほかありません。
まさに見事としか言いようがない終活です。
これは、もはや「終活」ではなく、「生き様」といってもいいかもしれません。
本書にはこう書かれていました。

「自分は最後まで自分に正直に生きてきた。
濃い人生だった。そのことを誇りに思う。」 引用:明るい終活

このように、金子さんは葬儀の手配や料理等も自ら考え、参列者へ向けた感謝の手紙を用意するなど、自分の死を知った日から終活について考え行動をされていたのです。なかなかここまで自分の死と向き合う事は難しいですが、最後の最後まで自分らしく後悔しないように生きるという金子さんの想いが作り上げた見事な終活だったのではと思います。
S様

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まとめ

「終活」という言葉が世に浸透し始め、メディアでも取り上げられるようになりましたが、実際に「終活」にとりかかる方は少なく、まだ元気だから関係ない、死を考えるなんて縁起でもない・・・という方もいらっしゃいます。しかし、終活とは残りの人生を“どのように生きていきたいか”という望みを形にすることでもありますし、別の角度から「終活」を見れば、人生の終わりに向け前向きに準備することで、今をよりよく生きる事ができるのです。何より、「終活」という言葉は「残された家族への思いやり」でもあるのです。自分らしい最高のエンディングを迎えるために、まずはこれまでの人生を見つめ、残りの人生をどのように生きたいかを考えてみてはいかがでしょうか。

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