こんにちは!近年、終活や承継者問題において「墓じまい」検討される方や依頼される方が増えております。しかし、解体といってもその種類は様々あり、準備する事や金額も変わってきます。今回はお墓の解体についてお話をさせていただきます。
2017年8月10日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2020年6月28日に改めて公開しています。
目次
お墓の解体の種類って?
まずは、お墓の解体の種類をご説明させていただきます。
①お墓の引っ越しの為の解体
まずは「お墓を引っ越す為の解体」です。現在、お墓がある場所から他の霊園や墓地にお墓を引っ越す場合において解体を行います。例としては今のお墓を全て処分し、新しい場所にお墓を建て替える、お骨のみを移動する場合や、お墓全ての引っ越し、一部分のみの引っ越しなど、引っ越し先で使用する石、使用しない石とはっきり分けてお墓を解体します。
②お墓をリフォーム(建て替え)建する場合の解体
次は「リフォームする場合の解体」です。こちらはお墓の土台が地面に沈んでしまった、石がかけてしまってそこだけ新しい石で作り変えたい、お墓の土台を新しく作り直したい時に行う解体となります。基本的に、ご要望が無ければ補修するのに取り外さなければいけない部分の石のみを解体し、修正、取り換え後、元のお墓の形に仕上げます。
③墓じまいをする場合の解体
最後が「墓じまいをする場合の解体」です。こちらはお墓の継承者がいない等の理由で、お墓の維持が難しい方が選択する解体「墓じまい」になります。納められていたお骨を取り出した後、現在のお墓、お墓の基礎やそれに付随する灯篭等を完全に解体、処分を行い、お墓のあった場所を更地に戻します。その後、取り出したお骨は永代供養や散骨、樹木葬等への供養を行っていただきます。
お墓の解体:準備編
次にそれぞれの解体を行う上で必要な準備をご説明させていただきます。引っ越し、墓じまいの場合は各種手続き等が必要ですが、リフォームの場合、その規模によっては石材店や施工業者とのやり取りだけで済む場合もあります。しかし「実は書類が必要だった」という場合や、お寺さんからの指導を受けてしまう等が有る為、まずは施工を依頼した石材店への確認を取るよう努めてください。
引っ越し、墓じまいの準備についてはこちらをお読みください↓
お墓の解体:作業編
必要な準備が整いましたら、解体作業に入ります。もちろんこの時点で足りない準備等があったとしても、担当する石材店等がしっかりとサポートする為ご安心ください。それぞれの解体には、お墓や墓地の大きさによって、かなりのばらつきが出ますが、例として墓じまいの解体を行う場合、目安として施工は1日、墓石すべてを解体、引っ越しをする場合、実質の施工日数は3日ほどを目安としてください。
お墓の解体:費用編
それでは最後にそれぞれの解体にかかる費用についてです。これも解体するお墓の規模や引っ越し先、新規で建てる墓石の有無によって、それぞれふり幅が大きいですが、例として墓じまいの場合、単純に解体工事を行うのにかかる費用としては、10~30万円+お寺等に支払う金額とお考え下さい。またリフォームの場合でもその規模によって違いますが、小規模のリフォームの場合、数千円~で行えるものもあります。いずれにせよ価格は実際に行う工事、場所、お客様のご要望により大きく上下する為、石材店等施工業者への見積もりをお願いして参考にされることが一番かと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回はお墓の解体についてご説明させて頂きました。一概にお墓の解体と言っても、何のために行うかにより準備や費用が変わってしまいます。お墓の解体をご検討中の方は、今回の記事をお読みになり、ご自身の解体工事がどの種類に属すのかをしっかりと把握し、お骨がある方であれば墓じまい後の納骨先を見据えての準備も怠らないようにしましょう。現在、終活として身の回りの整理をされる方が非常に多くなってきました。お墓もその1つであり、今後の事や承継者の事を考えて「墓じまい」を考えられる方が多くなっているように思います。お墓参りはご先祖様の供養の場所です。お墓を終う事は出来ますが戻すことはできず、もう一度新たに建てるしかありません。しっかりと家族や親戚の方とお話をし、皆様でどうしていくのが良いのか検討されることをおすすめします。現在「墓じまい」で悩んでいる方やどうしたら良いかわからないという方は是非お気軽にお問合せくださいませ。お電話や下記フォームにて承っております。
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