アドバイザーの藤田です。6月15日に静岡市の静岡中央郵便局においてお墓相談会を開催しました。今回の相談会で相談されたこと、感じたことを今回のブログで発表させていただきます。
目次
- 跡取りがいない状態での墓じまいの仕方と時期について
:Aさんの相談内容 - 今お墓のあるお寺での永代供養の仕方
:Bさんの相談内容 - 墓じまいの時に親戚と同じ土台のお墓だった場合の費用分担について
:Cさんの相談内容 - まとめ
目次
跡取りがいない状態での墓じまいの仕方と時期について:Aさんの相談内容
相談内容
現在先祖代々のお墓をお持ちだが、跡取りもなく自分の代で終わりになる。
墓じまいも考えているが、母親は生きているうちはお墓参りをしたいと考えている。
自分が元気なうちに何とかしたいと考えているがどうしたらよいか?
お答え
一度お墓の有る御寺院に相談してみてはいかがでしょうか?ご自身に万が一のことが起こった場合に「このようにしてほしい。」という思いを伝え、「ゆくゆくは墓じまいの方もお願いしたい。」と解体費用なども含めお預けして、その後の対応をお願いしてみてはどうか?
お寺さんとしては「無縁墓」が残ってしまうのは好ましくない状況なので、ご相談に乗ってくださると思います。とお伝えしました。
「どこに相談したらいいか解らなくて不安ばかり増していましたが、今日相談して少しスッキリしました。」と最後は笑顔で帰られました。
無縁墓とは?こちらが参考記事です。↓
寂しい事ですが近年急増中!無縁墓って何の事?
今お墓のあるお寺での永代供養の仕方:Bさんの相談内容
相談内容
お墓はあり、今自分が管理しているが、息子は遠方に住んでおり娘はお嫁に出た。
自分の後にお墓を継ぐ人がいなくなるが、そのまま何もしないでいるのはお寺さんに失礼でしょうか?
息子も遠方に住んでいるので私が死んだあとはお寺さんとのお付き合いは出来なくなると思います。
お答え
そういった考えを持たれた方が檀家さんにいるのはお寺さんとしては本当にありがたいことだと思います。
そのままの想いをお寺さんにお伝えして最終的には永代供養なども視野に入れご相談されてはいかがでしょうか?
当然、息子さん、娘さんにも相談してみてください。もしかしたら「自分の住まいの近くにお墓を建てて供養したい。」という考えをお持ちかもしれません。
「早速子供に話をしてみてお寺さんに相談に行ってみます。」との事でした。
永代供養についての関連記事はこちら↓
永代供養墓とは?~新しい供養の形ってどんなものがあるの?~
墓じまいの時に親戚と同じ土台のお墓だった場合の費用分担について:Cさんの相談内容
相談内容
自身所有の土地に建ててある墓地で、一つながりの土台に親戚と一緒にお墓を建てた。
最近その親せきがお墓の引っ越しをしていなくなったが、引っ越し後の状態が良くない。
カロート(納骨室)がそのままに残っており蓋も無ければ埋め戻しもしていない。
また、自分たちも引っ越す場合にはその部分の解体費用も自分たちも出さなければならないのか?
お答え
まずはご自身のお墓も解体する前提でお見積もりを作成することをお勧めします。土台部分と石塔部分を別で解体見積もりを出し、土台部分の解体費用のみ折半で費用請求するのがいいと思います。
その際にも今回の解体状態の文句なども言わない方がいいと思います。話をスムーズにまとめるためにも出来るだけ穏やかにお話を進めることをお勧めします。
まだほかにも言い分はあるようでしたが、まずはその方向で話を進めてみるとの事でした。
まとめ
さすがに静岡市の郵便局。駅前の立地もありますが非常に多くの人が訪れました。今回の相談内容のほかにも相談をお受けしましたが全体的に多いのは「墓じまい」の相談でした。お墓の跡取り問題は今後も大きな課題にはなると思いますが、少子高齢化の進む中では仕方のない事なのかもしれません。
牧之原石材ではそういった悩みを抱えている方の手助けも出来る様に、「樹木葬」を主とした新規霊園づくりにも尽力しております。通常のお墓づくりだけでなく「供養のかたち」全般的に取り組んでおります。
樹木葬専用霊園「空の庭苑」の記事はこちら↓
藤枝市で初!樹木葬専用霊園 空の庭苑(そらのていえん)がオープン致しました!