清水湊 次郎長生家 H29年7月8日にリニューアルオープンしました!

こんにちは。4月にブログでも紹介しました、『次郎長生家』の改修工事ですが、ついに完成し無事リニューアルオープンを迎えることが出来ました!

次郎長生家についてはコチラ↓をチェックしてください
清水次郎長生家の改修工事に携わりました!

目次

  • 『次郎長生家』リニューアルオープンのニュース|静岡新聞
  • 『次郎長生家』リニューアル工事で新たにマキセキが施工した箇所
  • 『次郎長生家』リニューアルオープンの様子
  • まとめ

『次郎長生家』リニューアルオープンのニュース|静岡新聞

まずは、インターネットニュースの記事の紹介です。

次郎長生家、リニューアル工事が完了 静岡・清水区

(2017/7/8 09:18)

改修工事を終え、近隣住民に公開された次郎長生家=静岡市清水区美濃輪町
改修工事を終え、近隣住民に公開された次郎長生家=静岡市清水区美濃輪町

静岡市清水区美濃輪町の清水次郎長(1820~93)生家が8日、耐震改修工事を終え、リニューアルオープンする。オープンを控えた7日、近隣住民向けの内覧会が開かれ、次郎長が過ごした江戸時代から明治時代の町屋を復元した建物が披露された。
住民は工事担当者らと改修前の写真を見ながら建物を見て回り、「天井がなくなり屋根裏が丸見えになった」「通り土間が広くなり、表通りから裏通りまで見通せるようになった」などと復元箇所の説明を受けた。近所に住む井出力雄さん(75)は「町屋特有の雰囲気に懐かしさを感じる」と話した。
生家は耐震性が低く老朽化が激しかったため、地域住民らが「次郎長生家を活(い)かすまちづくりの会」を立ち上げ、1月から修復、改修工事をしていた。
生家を運営する地域づくりサポートネットの高木敦子副代表(52)は「次郎長が見ていたであろう(家の)姿で、当時の庶民の生活が分かる貴重な建物。生家を中心に人が集まり、街が元気になるよう活動していきたい」と語った。

引用:アットエス|静岡新聞SBS

『次郎長生家』リニューアル工事で新たにマキセキが施工した箇所

前回のブログで紹介した工事に加え、新たに2箇所の工事をさせていただきました。
まずはコチラの写真より↓

上の写真は裏口です。木製の柱の下に御影石の束石を据えてます。我らが牧之原石材の工事部の大石が加工から据付まで一人で施工しました。
次は表の入り口の記念碑の移設工事です。元々、この石碑は入り口の右側に据えてありましたが、次郎長生家の『町家造り』の家は基本的に玄関は右側から入るのが基本の為、石碑があると入り口が使用しづらい状態でしたので、今回の改修工事で左側に移設することになったのです。そこで、まずは既存の石碑を取り外す作業ですが、この石碑は実は地面から約30cm埋まっています。その為、石碑の下部分の回りをハツることから開始しました。

ここからが大変です。次郎長生家の正面入口は『軒』(建物より突出した屋根部分)があり、クレーンで真上に吊り上げるのは限界がありました。そこで、石碑を横に倒しながらカニクレーンを上手に使いこなし、人力で慎重に取り外しました。石碑は大変重たく苦労しました。下の写真が取り外した後の写真です。無事に取り外しホッとしてます。

そして、移設先の掘削です。↓

割石を入れ、しっかり転圧しました。↓

そして、メインの記念碑の移設完了です。ここでも、真上から吊り下げる事は出来ませんので、クレーンで石碑を斜めに吊り下げ、人力で行いました。

『次郎長生家』リニューアルオープンの様子

当日の様子の写真です。

今回の改修工事のお話しを頂きました、㈲マルワ建工の伊藤社長の取り計らいで、お花の方に社名を加えて頂きました。移設した石碑の足元もキレイに仕上げられています。

まとめ

今回の『次郎長生家』の改修工事は焼津市吉永の㈲マルワ建工様より、100年後にも残るお仕事としてご依頼を頂きました。㈲マルワ建工の伊藤社長をはじめ、現場では多くの職人さんにフォローして頂きながら工事を進めさせて頂きました。また地域の皆様の温かいご協力によりスムーズに施工することが出来、大変感謝しています。この『次郎長生家』は国の有形文化財に登録される事が決まっています。そんな名誉ある工事に携わらせて頂く事が出来、感無量です。是非、皆さんで足を運んで頂ければ幸いです。

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