ガーデニング墓を検討している方必見!後悔しない彫刻方法教えます。

こんにちは!今日はガーデニング墓の彫刻についてお話をします。そもそもガーデニング墓って何?という方もいらっしゃると思いますので、改めてどのようなお墓の事を指すのか、合わせてお伝えします。

目次

  • ガーデニング墓とは
  • ガーデニング墓に彫刻する方法
  • 彫刻を後悔しない為に
  • まとめ

ガーデニング墓とは

ガーデニング墓は欧米で主流のお墓です。墓石のまわりを花や植栽で飾り、最近では日本でも宗旨宗派問わない霊園などに多く見られるようになりました。特徴としては地下に納骨スペースがありお花に囲まれています。

ガーデニング墓に彫刻する方法


ガーデニング墓は添付画像のように低く斜めに据えたお墓の事を言います。その為、太陽の反射も通常のお墓に比べ受けやすく、反射により彫刻をした文字や絵が見えにくくなる可能性があるのです。だからといって通常のお墓のように深く彫ってしまうと雨が降った時に水が溜まってしまいます。このようなお墓の場合には、彫刻内容や石種等それぞれに合った彫刻方法があるのです。

敷石彫刻


厚さ1mm程の深さで彫っていきます。深さが浅い為、雨は自然と下に流れていきますが、石の種類によっては文字がはっきりしない場合があります。こちらの彫刻方法で文字をはっきりさせたいという方には、黒石がおすすめです。

水鉢彫刻


厚さ2mm~3mmで彫っていきます。イメージとしては敷石を深く彫っていくという感じです。敷石彫刻に比べると雨は少し溜まりますが、すぐに乾いてしまいます。深く彫る分、文字は敷石に比べはっきりとし目立ちます。こちらの彫り方であれば、石の種類を気にせず選ぶことができます。万が一目立たないと感じた時には、彫刻にペンキを入れることでハッキリと見える様に出来ます。

平彫彫刻


文字の周りを深く彫っていきます。こちらの場合は雨が溜まらず、文字の型が彫られていく為、遠くからでも彫刻文字が分かります。基本的には文字がはっきりするので、どの石を選んで頂いても大丈夫な彫刻方法となりますが、文字書体を選べないというデメリットがあります。文字のはねや止めがはっきりしている書体にのみ彫刻ができる方法です。書体を色々選びたい方には不向きな彫刻方法です。

彫刻を後悔しない為には

ガーデニング墓に彫刻をする場合にはまず、優先順位をつけることをお勧めします。こだわりポイントが「彫刻文字」なのか「石種」なのかを明確にすることにより、「出来る」「出来ない」がはっきりし、よりイメージがしやすくなります。

絵を入れたい場合(影彫り)


基本的に細かい絵柄(ペットや写真等)に関しては濃淡がつけられる影彫りという彫刻方法を提案させて頂いておりますが、職人が点で彫っていくため深くは彫れません。どちらかと言うと深さは敷石に近い感じです。彫刻は彫ると白くなりますので立体的に彫刻はできますが、石の種類によっては目立ちにくくなる為、こちらの彫刻を希望の場合は、黒石をおススメします。

絵を入れたい場合(ブラスト)


「石も選びたいけど絵も少し入れたいという方におススメさせて頂く彫刻方法がブラストです。こちらの場合は細かい絵や写真などは彫刻できませんが、簡単な絵や図柄であれば文字と同じ「敷石彫刻」や「水鉢彫刻」ができます。濃淡などは出せない為、一定の深さでの彫り方にはなりますが、彫刻をした後に目立たないといった場合など、ペンキを入れることで絵をはっきりさせることができるのです。このように、ブラスト彫刻であれば、完成してからでも絵をはっきりさせることができるのです。

石の種類で選ぶ

石の種類で選ぶ場合、彫刻内容はシンプルにし大きく彫刻するようにするとよりはっきりします。

まとめ

現在、全国各地で自由霊園が増えており、ガーデニング墓も新仏様を始め墓じまい後の供養の選択肢等と選ばれる事が多くなりました。今後もこのような、欧米風のガーデニング墓は増えてくる事と思います。現在彫刻内容を考えている方は、これらのポイントを踏まえ検討していただくと良いと思います。そして実際に霊園に行き、昼と夜、雨や曇りでも見え方は違いますので色々なお墓を見て頂く事をお勧めします。そうした様々な天候で見学をして頂く事により、石種のイメージもより分かると思います。もし分からない事があれば是非お気軽にご相談ください。
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