こんにちは!年が明けお墓参りに挨拶をされる方も多いのではないでしょうか?お墓の寿命は長いと言われておりますが、自然の産物のため建ててから時間が経つにつれて劣化してきます。最初は気づかない所から始まり、やがて目に見えて分るようになってきます。この状態を放っておくと様々な問題が起きてしまう事があります。今回は、「経年劣化をしたお墓を放っておくとどうなるのか?」「劣化したお墓に対して行える事」についてご説明させていただきます。
2018年8月2日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2021年1月10日に改めて公開しています。
目次
経年劣化したお墓をそのままにしておくとどうなるのか?
劣化したお墓に起こる事
お墓が劣化した状態というのは、既にお墓自体が脆くなっている場合が非常に多いです。その為、人や物が触れるたり、強い風や規模の小さい地震等でお墓の一部が欠け落ちてしまう可能性があります。その際、欠け落ちたお墓の破片が当たった場所がさらに崩れ、どんどんお墓の形が崩れていってしまう事が考えられます。もちろん最悪の場合、少し強めの地震が起こった時や、台風の時では、お墓そのものが倒壊してしまう恐れもあります。
劣化したお墓周りに起こる事
劣化したお墓を放っておくことで起こることは自分たちのお墓だけではありません。欠け落ちた破片が他人のお墓に当たってしまい、欠けさせてしまう事もあるのです。劣化で傾いていたお墓が地震等の影響で自分のお墓が倒れ、隣のお墓を傷つけてしまった場合、隣近所のお墓に大きな被害を与えてしまうかもしれません。
③供養を行うために
お墓は、お墓参りを行い、ご先祖様、故人を尊び、供養を行う場です。最も大切な事は供養を行う気持ちや感謝する気持ちですが、あまりにお墓がボロボロの状態だと、その中で供養されているご先祖様や故人の方はどんな気持ちでしょうか?
劣化したお墓に対して行える事
現在、古くなったお墓をお持ちの方で、どうすれば良いのか?と不安に思っている方の為に行える事を3つご紹介します。
新しくお墓を建て替える
まずは「新しくお墓を建て替える」方法となります。新しく建て替える事はリフォームとも呼ばれ、費用は掛かりますが、一番選択される方法になります。お墓を新しくしようと考えられる方の理由として、「このままだとご先祖様に申し訳ない」や「いずれは自分が入るお墓だからこれを機に自分の好きな形のお墓にしたい」等の事があげられます。
新しくお墓を建てる時に注意してほしいポイントはこちら↓
②お墓のリフォーム
2つ目が「お墓のリフォーム」です。お墓のリフォームの場合は、全て建て直すだけではなく状況により現状の土台や石塔を活用したり戒名板(墓誌)を生かす方もいらっしゃいます。全てを新しくするだけではなく、想い入れのあるお墓だからこそ生かせる所はそのまま残すという方も多くいらっしゃるのです。費用の方も新しく建てるよりも安価ですし、施工内容の選択肢も多い事から現在では部分的なリフォームも増えてきております。
お墓のリフォームについて詳しく知りたい方は下の画像をクリックしてください↓
供養の形態を変える
近年色々な供養の形があり、お墓の劣化に伴い供養の形態を変える方もいらっしゃいます。その理由の一つとして承継者がいらっしゃらないという方が大きく関わってきております。お墓を持つ事だけが供養ではなくなりつつある現代で、劣化をきっかけに供養の形態を変えるというのも一つの選択としてニーズが高まってきております。
新しい供養の方法をもっと知ってみたい方は興味のある項目をクリックしてください↓
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「経年劣化したお墓」に関する事を主にお伝えさせていただきました。実際に起こりうる様々な事を想像してみても、劣化したお墓をそのままにしておくのはお勧めしませんが、必ずしも新しくお墓を建てなければいけないというわけではない事を理解していただければと思います。日々ライフスタイルは変化していきます。ご先祖様はもちろん、今後のご自身の事も考えながら、気持ちよく供養やお参りができるよう様々な方法を考えてみてはいかがでしょうか?当社では、お墓だけでなく様々な供養方法のご案内もしております。興味がある方はお気軽にご相談ください。