こんにちは!牧之原石材工事部の大澤です。今年も後数日となりました。今回の自分のブログで今年のマキセキブログは終わりとなります。マキセキブログを読んでくださっている方。当社のお客様、今年も1年本当にありがとうございました。2018年も皆さんに牧之原石材の想いを伝え、心に残るブログ。そしてお墓づくりが出来るようマキセキスタッフ一同精進してまいります。来年もよろしくお願い致します。それでは今年最後のブログとなります。↓
先日とある寺院で耐震施工がされているお墓を解体するといった工事に入る機会がありました。そこで別のお墓へお墓参りに訪れた方に、「耐震施工がされているお墓でもそんなに簡単に解体出来るの?」とご質問を受けました。その方はお墓をその寺院でお持ちで、今お持ちのお墓が耐震施工されていないため、今現在お墓の耐震施工を行うか迷っているという方でした。実際に解体の現場で耐震施工のお墓を次々と解体して行く様子を見て、お墓の耐震施工は本当に意味があるのか疑問に思ったようです。そこで今回は耐震施工のされていないお墓に行う事の出来る耐震施工の意味や種類、その効果についてご説明させていただきます。
目次
- 耐震施工を行う意味
- 耐震施工のお墓と耐震施工されていないお墓の違い
- 当社で行える耐震施工
- まとめ
目次
耐震施工を行う意味
耐震施工を行う意味とは読んで字の如く「お墓を地震に耐えれる施工をする」という事になります。昨今の新しく建てたお墓は、基本的に耐震施工が施されているお墓がすべてと言っても過言ではありません。お墓の耐震施工は1995年(平成7年)に発生した阪神淡路大震災を機に格段に向上したとされています。しかし、それ以前に建てられたお墓はどうでしょうか?例えば、古い時代に建てられたお墓になるに連れて、お墓の耐震性は低くなっていきます。そのようなお墓に様々な加工や施工を行い、そのままの形で地震に強いお墓に出来る事が耐震施工の最大のメリットであり、ご予算の問題がなければお墓をお持ちの方には是非行って欲しい施工の1つとなります。
今回行わせていただいた解体工事も、お墓の大きさからして半日程度を予想して工事に入りました。しかし様々な箇所にしっかりとした耐震施工が施されていた為、実際には倍の1日掛けてやっと工事が完了しました。その為、耐震施工には確実な効果があり、意味が無いわけでは無いという事が証明できます。
耐震施工のお墓と耐震施工されていないお墓の違い
次に耐震施工されているお墓とそうでないお墓の違いになりますが、勿論それはお墓の地震に対する強さの違いとなります。お墓自体が地震で受ける被害を抑え、周囲のお墓等への被害も抑える事が出来ます。耐震施工のされているお墓は、台風や水害等の地震以外の自然災害からも受ける被害を抑える事が出来ます。
私の実体験では、熊本地震の後、お墓の復興支援を現地にて行いましたが、様々な墓地で耐震施工が行われている新規墓石や古いお墓でも、後に耐震施工が行われていたお墓は、耐震施工されていないお墓と比べて被害が少ないのが明らかでした。
当社で行える耐震施工
それでは最後に耐震施工のされていないお墓に行える当社の耐震施工をご紹介させていただきます。
①金具による耐震施工
主にお墓の土台部分に用いられる施工方法で、石にアンカーを打ち込み、L金具もしくはストレート金具をはめ込み石同士を固定する方法です。
②耐震ボンド、耐震パッドによる耐震施工
石同士の設置面に用いられる施工方法で、石材専用の耐震ボンドにより石同士を接着します。またお墓上部、地震の揺れの影響をもっとも受ける部分には耐震パッドを使用する事で更に耐震性を上げる事が出来ます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は耐震施工の意味と効果、当社で行える施工についてそれぞれご紹介させて頂きました。お墓をお持ちの方でも現在のお墓に耐震施工を行うことが出来るといった事をご存知でない方もいらっしゃいます。記事の途中でもご説明させて頂いたように、耐震施工を行ったお墓と、そうでないお墓では大きく耐震性が変わってくるため、耐震施工されていないお墓をお持ちの方は一度検討してみてはいかがでしょうか?当社で行う場合、もし金額的な不安がある方は、ご予算に合わせてお墓の一部分に耐震施工を行ったり、金具による固定のみ、もしくは耐震ボンドのみの耐震施工等、分割して行えるため是非一度ご相談下さい。