こんにちは、牧之原石材です。本日は墓石の御影石について。国内でも多くのシェアを占めている中国産のみかげ石はどんなところで取れるのか?その産地をご紹介したいと思います。
2017年12月20日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2021年6月15日に改めて公開しています。
目次
中国産 御影(みかげ)石の有名産地(採石場所)
①福建省
福建省は中国の中で南東部に位置しており、日本には「烏龍茶」の産地として有名ではないでしょうか?中でも武夷山の烏龍茶は高級茶としても有名です。気候は非常に温暖で、年間を通して過ごしやすい様です。
御影(みかげ)石としてはG623・G654平和・G688などが産出されます。福建省は中国でも最大の御影石の産地であり、福建省産の石は日本でも非常に多く使用されています。G623は価格も安価であり最も多く使用されているみかげ石ではないでしょうか?
②湖南省
湖南省は長江の中下流部に位置しており水運に利用されている河川も多く、非常に水資源が豊富なため中国でも有数の水稲産地です。有名人としては毛沢東の出身地でもあります。
御影(みかげ)石としてはG9426・G614・AG213などが産出されます。G9426などは僕も良く土台材に使用することがあります。
③山西省
山西省は北に万里の長城、南に黄河と中国でも有名な地名に囲まれた地域です。観光スポットとして「懸空寺」というところがあります。メディアでも見たことがあるかと思いますが断崖絶壁に立つ寺院として有名です。観光名所にも石を使った建造物も多く、石の産地であることは感じ取れるのではないでしょうか?
御影(みかげ)としては北大黒・北大青・山西黒などの濃い色のみかげ石が産出されます。山西黒などは中国でも代表的な黒みかげ石です。
まとめ
中国は広大な国土の為、鉱物資源は非常に多く存在します。取れる地域によって色の違いや柄の大きさなども様々です。中国には今回ご紹介した地域のほかにも多くの採掘場所があります。福建省は中国国内でも最も多くの採掘地域があり、石の種類も非常に多く存在します。また、最後に紹介した山西省は中国国内でもあまり取れない黒い系統のみかげ石が採れます。
中国産みかげ石の品質についてのご質問をお客様より受けることも多々ありますが、品質と価格のバランスを考え、よりお客様のニーズにお応えできるような提案をいたしますので、お墓をお考えの方がいらっしゃれば是非私達アドバイザーに気軽にお問い合わせください。
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