こんにちは、牧之原石材の勝田です。最近は、子供の陸上練習に一緒に参加して走る事が楽しくなってきています。少しずつ自分の体が動きやすくなってきているのが実感できると嬉しくなります。さて、今回はお墓の土台の前に敷いてある踏石(拝み石)についてお話しようと思います。通路から1歩踏み込んでお墓の前に立つときに乗る石の事です。必要性や施工例についてご紹介します。
目次
- 踏石(拝み石)とは?
- 踏石(拝み石)の必要性
- 踏石(拝み石)のあるお墓の紹介
- 踏石(拝み石)のないお墓の紹介
- まとめ
目次
踏石(拝み石)とは?
一般的に踏石というと、玄関や縁側の上り口に据えて脱いだ履物をおく石の事ですが、お墓で使用する踏石(拝み石)は、自分の区画内で墓地の通路から墓石までの間に敷いたり、一定の間隔で数枚並べたり敷き詰めたりする石の事です。お墓参りに来て拝むときに乗る石なので拝み石とも呼ばれています。
踏石(拝み石)の必要性
踏石(拝み石)は、お墓に必ず必要というわけではありません。奥行の少ない墓所の場合には、お墓の土台で敷地がいっぱいになる為、踏石(拝み石)を付ける必要はありません。逆に奥行きが広い墓所の場合は、土台が大きくなり過ぎてしまったり、墓石までの距離が遠くなってしまうため、踏石(拝み石)を付ける必要があります。踏石(拝み石)の代わりコンクリート仕上げにする場合もあります。
踏石(拝み石)のあるお墓の紹介
踏石(拝み石)のあるお墓を墓所やお墓のタイプに合わせてご紹介します。
お墓の土台前に1枚据えたタイプ
お墓の土台前に2枚据えたタイプ
奥行きがある敷地の場合は、2枚並べる事もあります。
お墓の土台前に3枚敷き詰めたタイプ
更に奥行きが広い場合には土台前に1枚と土台までの参道として数枚並べる場合もあります。
一定の間隔でお墓までの参道を作ったタイプ
飛び石のように一定間隔で踏石を据えて参道を作る場合もあります。
踏石(拝み石)のないお墓の紹介
踏石(拝み石)のないお墓をご紹介します。
お墓の土台で敷地がいっぱいになったタイプ
お墓の土台が敷地いっぱいで通路を使用しておまいりする場合には踏石は付けません。
お墓の基礎をそのまま使用したタイプ
敷地の奥行に余裕があっても、基礎のコンクリートをそのまま使用して踏石は付けない場合もあります。
コンクリート仕上げで参道を作ったタイプ
お墓の土台までの参道を踏石を付けずにコンクリートで仕上げる場合もあります。凹凸がなく、車椅子でのお参りもしやすいです。
お墓の周りを人工芝にしたタイプ
外観を重視して、踏石や砂利、コンクリートなどを使用せず人工芝を敷くこともあります。
まとめ
施工例でもわかるように、墓地区画の奥行のサイズによって踏石(拝み石)を付けなかったり、付ける枚数にも違いがあります。付けなければいけない物ではありませんので、周りのお墓に合わせる事が多いですが、ご自身のイメージやご予算に合わせて調整することもできます。踏石(拝み石)を付けたタイプと付けないタイプを図面で見比べてみるのもよいかと思います。デザインもありますので、次の機会にご紹介したいと思います。