家にある仏壇を移動をする際に行う法要とは?

こんにちは。あっと言う間に2月に入ってしまい、今年も月日が過ぎるのが早いなと感じております。さて、皆様の中にも、日々生活をしている中で、やむを得ず仏壇を移動させなければいけなくなってしまった方がいらっしゃると思います。仏壇は魂が宿っているお位牌を安置する場所です。少しだけなら良いかと動かしてしまっている方もいらっしゃるかもしれませんが、勝手に動かすのはあまりよくありません。今回は、正しい仏壇の移動についてお話しをしたいと思います。

目次

  • 仏壇の「魂抜き」とは?
  • 仏壇の「開眼法要」とは?
  • まとめ

仏壇の「魂抜き」とは?

仏壇自体には、故人の霊は宿らないそうです。しかし、仏壇に安置されているお位牌は、故人そのものであり故人の霊が宿っていると言われています。そのお位牌が安置されているのが仏壇ですので、基本的にはむやみに動かして良いものではないのです。しかし、日々の生活の中でやむを得ず仏壇を移動させなければいけない場合は、「魂抜き」を行ってから移動をすることをおすすめします。ここで言う「魂抜き」とは、お位牌に宿っている故人の霊を、一時的にお位牌から離す事を意味します。その為、「魂抜き」を行わないと、故人の霊が宿ったまま、仏壇やお位牌を移動することとなってしまうのです。

仏壇の「開眼法要」とは

仏壇の移動が終わりましたら、次にご先祖様がお位牌に戻れるよう「開眼法要」を行います。この「開眼法要」とは、故人の魂をお位牌に入れる儀式になります。この開眼法要を行う事で、ただのモノであったお位牌が、故人の魂が入ることによってお祀りできる状態になるのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?仏壇もお墓と同様に、魂が宿っているお位牌を安置する所なのです。お墓と同じように法要をして正しい手順で移動することをおすすめします。仏壇を移動される際には業者に依頼をしたりという事が多いと思いますが、専門的ではない業者ですと、誤って傷つけてしまった、壊してしまった等の問題が発生する可能性もありますので、一度仏壇を購入したお店に相談をされるか、専門業者さんに依頼をすると良いかもしれません。新築などの場合、宗派によっては一番最初に仏壇を入れる場合もあるようなので、自身の宗派と特徴を確認してからの作業が良いかもしれません。

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