お墓のお掃除:お墓のどこに汚れが溜り易いの?

こんにちは!牧之原石材工事部の大澤です。もうすぐお彼岸となり、お墓参りを行う方も多い事かと思います。お墓参りと合わせて多くの方がお墓のお掃除を行う事かと思います、しかしながらお墓の部分によっては汚れがたまり易く、普段行っているお掃除の手順や、お掃除の道具では取り切れない物もあります。そこで今回は石材店だからわかるお墓の汚れがたまり易い部分とその部分のお掃除の仕方についてご紹介させていただきたいと思います。

 

目次

  • お墓のどこに汚れがたまり易いの?
  • 汚れがたまり易い場所はどうやってお掃除すればいいの?
  • まとめ

お墓のどこに汚れがたまり易いの?

まず最初に、お墓のどこに汚れがたまり易いかいくつかご紹介させていただきます

①花立、水鉢の周り

まず1つ目が花立、水鉢の周りとなります。この2カ所の特徴はそれぞれ水を主に使用する場所という事です。特に花をお供えする花立の部分が他の石の部分と独立している場合はその花立の裏や後ろに汚れが溜まっています。又その花立に差す花筒自体はお掃除される方も多いかと思いますが、花筒がはまる石の部分はあまりお掃除される方は少ないのではないのでしょうか?その部分も水等がたまると共に、汚れが溜まりやすい部分となっています。

②彫ってある文字の中

次は彫ってある文字の中となります。大きく彫られている文字の場合はお掃除が比較的行いやすいかと思いますが字が細かい部分はお掃除が行いにくく、又石が欠けてしまうかもといった思いでお掃除を敬遠されがちかと思います。しかし細かい文字も平面ではないため汚れが溜まりやすく、最初は薄い苔が生える程度ですが放置しておくとコケや汚れがより付着し、彫ってある文字が読めなくなってしまいます。

 

 

③お墓の目地部分

最後はお墓の目地部分となります。目地とはお墓の石と石のつなぎ目の部分で、基本的にはコーキングやセメントで塞がれていますが完全な平面ではありません。また目地の中にはお墓の各石の最も下の部分にある物が多々あり、水が溜まりやすいという点もあり、汚れが付着しやすい部分です。コーキングやセメントは石本体より耐久性は低く、水気、汚れの付着はその耐久度を下げてしまう要因の一つとなります。

汚れがたまり易い場所はどうやってお掃除すればいいの?

それでは次に先ほどご紹介させていただいた部分をどうお掃除すればいいのかご説明させていただきます

①花立、水鉢の周り

簡単なことですが、水気を残さないよう乾いた布でしっかりと拭き掃除をする事が第一となります。もし力のある男性が一緒に来られる場合は毛布等で石を欠けさせないように保護し、花立をどかしてお掃除を行ってみるのも1つの手段となりますが、無理をして怪我をする事の無い様ご注意ください。

②彫ってある文字の中

彫ってある文字の中をお掃除するのに適している物が歯ブラシとなります、少し水に浸した歯ブラシで無理に力を入れず文字の中をこすり、最低限の水でこすり落とした汚れを流し、最後にしっかりと水気を取り切るようにしましょう

③お墓の目地部分

お墓の目地部分のお掃除は一度水拭きをして汚れをふき取り、こちらも最後にからぶきで水気をとります。この時にあまりに強くこすってしますと目地が切れてしまう可能性があるためご注意ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はお墓のどこに汚れがたまり易いか、汚れがたまり易い部分のお掃除の仕方についてご説明させていただきました。普段とは少し勝手が違うお掃除になるかもしれませんが、是非今回ご紹介させていただいた方法でお掃除して頂き、きれいになったお墓で今回のお彼岸、お墓参りを行ってみて下さい。

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