こんにちは牧之原石材です。皆さんは年末年始やお盆など、ご実家に帰省しますか?その際にお墓参りに行きすか?今日は、何気ないお墓参りでもちゃんとした作法があり、それを守る事でよりご先祖様のご供養につながるお墓参りの作法についてご紹介させていただきます。
2016年1月24日に公開した記事ですが、内容加筆・修正し2018年8月3日に改めて公開しています。
目次
- 墓参りに何を持って行けばいいの?
- お墓参りに作法はあるの?
- まとめ
目次
墓参りに何を持って行けばいいの?
まず最初にお墓参りに向かう際に必要な物のご紹介です。持ち物としては、①生花 ②線香 ③ろうそく ④お供え物用の飲み物やお菓子 ⑤マッチやライター ⑥お掃除用具 ⑦ひしゃく・手桶 ⑧ゴミ袋 等が主なお墓参りに必要な持ち物となります。(宗教やの違いや各家庭で多少異なります)その他に食べ物をお供えする場合には、それを置く半紙や小皿等も持って行くと、お墓を汚さずにお供えすることができます。お墓の立っている場所が寺院墓地や霊園といった場所であれば、ひしゃくや手桶は大抵備え付けられていますので、確認をとっておくと持ち物が軽減できます。また、用意する物が細々していて「準備がめんどくさい!」と思う方は、ぜひお近くの石材店へ伺ってみてください。お墓のお手入れ道具をマトメた物を販売していると思いますので準備の手間が省けます。(ちなみに当社では販売しております。是非お越しください!)
お墓参りに作法はあるの?
それではさっそくお墓参りの作法の順を追いながらご説明させていただきます
お墓に到着してお墓参りをしますが、すぐにお線香を焚くのではなく、お墓やその周辺のお掃除から始めましょう。まずお墓周辺のゴミや雑草をとります。墓石自体のお掃除は、まず墓石に付いたほこり等を払い、柔らかいタオル等を濡らしてよく絞り、墓石全体を水拭きします。次に乾燥しているタオル等で墓石に残った水分を拭き取り、磨きます。この時に注意していただきたい事が、直接水を墓石にかけたり、汚れがひどいからといって金タワシや毛の堅いブラシを使用して強く擦ることです。水を直接かけるのはご先祖様にとって「冷や水を浴びる」という事と同じ意味になったり、水が細かい場所、掃除ができない所に残り、そこから苔等が生えてきたりといい事がありません。直接水をかけるのではなく、水拭きをしてから乾拭きをしましょう。また、金タワシ等毛の硬いブラシを使用すると、墓石に傷が付き、そこから石が傷んでいってしまう恐れがあるのでやめましょう。お掃除が済んだら、生花を花立の深さに合わせて切ってから花立に生けます。生花は仏花として一般的な菊や、故人が生前に好きだったお花を生けるといいでしょう。そしてお供え物をします。その際も食べ物を墓石に直接置くのではなく、半紙や小皿の上に置くことで、食べ物に入っている添加物等による墓石の変色を防ぐことができます。その後、お線香に火を点け、線香立てに立てるもしくは香炉皿に寝かせます。線香の火は口で消すのではなく、手であおいで消すようにしましょう。最後にお墓の正面に立ち、気持ちを込めて手を合わせ、故人やご先祖様に心の中で語りかけ、最後に一礼をしてお墓参りは無事終了です。帰路につく際は、お花、立てたお線香以外の道具は忘れずに持ち帰り、お供えした食べ物等も、カラスや猫などに荒らされてしまう恐れがあるため、そのままではなく持ち帰りましょう。以上がお墓参りの作法含めた一連の流れをご紹介させていただきました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今日はお墓参りの作法についてご紹介させていただきました。各地域や宗派によって作法が細かく分かれ、また決まり事があったりとお墓参りの作法も様々ですが、基本的な作法は上記のとおりです。お墓参りになかなかいく事ができない方も、なかなか来れないからこそ作法をしっかりと行い、また普段から定期的にお墓参りをなされている方でも、ご先祖様への感謝の気持ちを正しい作法で伝えることで、より一層ご先祖様もお喜びになるでしょう。また石材店スタッフとしては、お墓参りの際に、墓石や付属品に目を向けてみていただきたいです。お墓は長持ちするとはいえ石でできているため劣化をします。例えば、墓石にヒビが入っていたり、目地の部分が途切れていたり、最悪お墓石自体が傾いていたりと、様々な箇所が気になる方もいると思います。お墓参りと共に、お墓を点検して異常を迅速に発見しましょう。もし何かしらの異常に気付いたら、些細な事でも自分で直そうとするのでは無く、まず石材店に相談いただくようお勧めします。
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