寺院・神社・庭園・墓前で見かける灯篭(灯籠)って何?

 

こんにちは。だんだん暖かくなってきて過ごしやすい季節になりましたね。猫も日向ぼっこでゴロゴロです。さて、皆さんは灯篭(灯籠)をご存知でしょうか?寺院や神社。または、庭園で見かける事もあるかと思います。今回は一度は見かけたことがある灯篭についてお伝えします。
2016年2月11日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2018年5月4日に改めて公開しています。

目次

  • 灯篭(灯籠)って何?
  • 灯籠の種類
  • まとめ

灯篭(灯籠)って何?

灯篭(灯籠)は日本の伝統的な照明器具の一つです。灯(あかり)篭・籠(かご)という字が表す通り、火が風などで消えないように木枠と紙などで囲った物の事をいいます。仏教とともに日本に渡来し、奈良時代に寺院建設が盛んになった際に日本各地に広がったとされており、寺院・神社・庭園などの屋外には、堅牢な「石灯篭」や「金属灯篭」「銅灯篭」など、丈夫な素材で出来ている物もあります。

灯篭の種類

灯篭には上から吊り下げるタイプと、台に立てて置くタイプの2種類があります。今回は台に立てて置くタイプをご紹介します。

灯籠の各部名称

・立灯篭

寺院で多く見られるもので実用性も高い灯篭です。柱が長く火袋が高い位置にあるのが特徴で、園路沿いに設置するのが一般的です。
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・雪見灯籠

受と柱が無い為、その分高さが低いのが特徴です。主に水面を照らすために用いられるので笠の部分が大きく、水際に設置することが多い灯篭です。足の数が3本のものが主流となっています。

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・置灯籠

平らな石の上に置く比較的小さな灯篭で、形は様々です。柱はなく、庭園などで多くみる事が出来ます。
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・墓前灯籠

お墓に灯篭を設置する場合もあります。お墓の灯篭には主に「真っ暗闇と言われているあの世で、ご先祖さまが道に迷わないように、足元を照らしてあげる。」という意味や、魔除けの効果もあると言われています。仏式では丸い形のもの、神式では角型のものを置く事が多く、お墓のサイズによっては防風灯(ろうそく立て)が使われる場合もあり、火が消えないように扉がついています。
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まとめ

如何でしたでしょうか?私たちの周りに意外とある「灯篭(灯籠)」。このブログを見ていただいた方に少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。ご自宅の庭に置きたいと牧之原石材においでいただく事もあります。展示場に置いてある灯篭以外でも「こんな灯篭が欲しい」という方がいらっしゃいましたら、まずは無料見積リ・ご提案をさせていただきます。お気軽にご相談下さい。

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