最近では終活の一環として、葬儀やお墓を事前に準備されたり、また先祖代々のお墓を継ぐ場合でも、今後の為にお墓の建替えやお墓のリフォーム、またお墓自体のお引っ越しなどを検討される方も増えて参りました。「お墓」についての基本的な知識として今回は「お墓建立までの流れ」をお伝えしていきます。
目次
墓地を選ぶ
お墓を建てるには、まず墓地が必要です。墓地にもいろいろな種類があります。墓地のタイプによって永代使用料や管理費が異なりますし、墓地の大きさによって、お墓の作り方や使用する石材の量にも違いがあるため、総合的な費用も変わってきます。候補の墓地を自分の目で確かめに行くことも大事です。
墓地の種類を知ろう
大きく分けて4種類の墓所があります。
・各市町村や自治体などが管理や運営などをしている「公営霊園」
・寺院の境内や寺院が管理する設けられている「寺院墓地」
・宗教法人が主体となり、管理や運営などをしている「民営墓地」
・地区などで共同で管理などをしている「共同墓地」
と分かれています。詳しい墓地の種類についてはコチラ→墓地購入の前に読んでおこう！墓地の種類とお墓の場所の選び方のポイント
墓地を見学しよう
今後お墓を持つあたって、お墓参りのしやすさや、管理のしやすさ、またその周辺にある環境を確かめておくことが大切です。また墓所によって、管理棟や事務局などがあるので、管理者の方にお話を聞いて頂くことをお勧めします。
墓地を選ぶ際のポイント 詳しくはこちらから→墓地を探している方必見！墓地を選ぶ際の6つのポイントをお伝えします
墓地の契約
家族や親族で相談し、墓地が決まったら、その墓地の管理者との契約となります。永代使用料、管理費などを納め、お墓を建立させて頂く許可を頂きます。
墓地を購入する際に必要な「永代使用料」とは？
また契約の際にはいろいろな規約や規則もあります。必ず確認をしましょう。
墓地・霊園を契約する前にチェックしておきたい7つの使用規則
石材店に相談しよう
墓地が決まったら、石材店にお墓を建てる相談に行きましょう。墓地で悩まれている場合も、石材店からご紹介できる墓地がありますので相談してみてください。
お墓のデザインや形などを決めよう
まず石材店に行ったら、「墓地の場所」をお伝えしてください。寸法を計測したり、お墓を建てるための必要事項を確認してもらいます。そして展示品やカタログなど（また同じ墓地内の周辺のお墓（土台の高さなど）を参考にされるととよいでしょう）希望のお墓のデザインや石材の種類を決めます。何種類か気になったデザインの比較など図面で見比べたり、石の種類によっても雰囲気などもかわりますので、石材店のプロ アドバイザーにも相談してみましょう。お墓を選ぶ時に知っておきたい！墓石の形の注意点とは？
お見積・ご契約
お墓のデザインや形・石の種類等が決まったら、お見積り書で金額を確認します。工事金額はもちろん、工事内容や保証内容、アフターフォローなども確認し、ご納得できたら契約書を交わしお墓の注文をします。お墓にも保証書があるの？安心の「全優石ダブル保証」とは
完成までの打合せ
お墓に刻む 文字や彫刻を決めよう
墓石の石塔部分の彫刻や墓誌と呼ばれる「戒名」や「命日」などを刻む内容を決めていきます。ご希望は遠慮をしないでしっかりと伝えましょう。また宗派によって彫刻内容が違う事もありますので。最近では、文字だけではなく、絵を彫刻される方も増えています。
お墓の彫刻を悩んでる方必見！ 彫刻文字例お伝えします（写真付き）
お墓の建立工事
石材店がお墓の建立工事に入ります。ご注文の内容により異なりますが、一般的には石材の準備に2週間ほど掛かります。石材の準備からお墓の完成までは最短で3週間～1ヶ月程の工期になります。天気などによっても工期が変わって参りますので、四十九日法要などに間に合わせたい場合は、必ず石材店に御相談ください。
是非知っておいてほしい！お墓ってどうやって建ててるの？
まとめ
いかがでしたでしょうか。お墓の建立といっても、たくさんの工程があります。最近では、子供達に負担を掛けたくないと考えられる方や、生前にお墓のご準備をされる方も増えてきました。お墓作りというのは、家族の思いや絆が形となった、世界にひとつのお墓です。まずは石材店に御相談されることから始めてみて下さい。また迷ってしまった時には、供養のプロに相談をするのが一番です。霊園見学の際にスタッフにお声かけしてみたり、お墓のプロである石材店（墓石店）に聞いてみましょう。
