こんにちは、牧之原石材の福島です。墓じまいを考えた時・・・または、お墓のお引越しを考えた時に考えておきたいこととして、お墓の「閉眼供養」があります。お墓を建立した時には、お墓に初めての魂入れの儀式として、「開眼供養」を行うのですが、(開眼供養についてはこちらに詳しく書いてあります。→これを読めば分かる!生前(寿陵)のお墓にお経は必要?)
その反対で、『閉眼供養』はお墓のお引越しや墓石を移動させたり、解体・撤去の前などに行います。
今回は、どうして閉眼供養が必要なのか?そしてお寺にお願いする時にはどんなことを知っておいた方がよいのか?お話していきたいとおもいます。
2016年3月15日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2020年2月18日に改めて公開しています。
目次
- どんなときに、閉眼供養はするの?
- 閉眼供養の呼び方の違いについて
- 閉眼供養はどうして必要?
- 閉眼供養でのお布施や費用は?
- まとめ
目次
どんなときに、閉眼供養はするの?
そもそもどんなときに「閉眼供養」をするのでしょうか?
お墓の改葬(引越し)
今現在あるお墓から、墓石を移動する際に行います。
改葬の際には、こちらもチェックしておくと良いでしょう。
どうすればいいの?お墓の引っ越し。~費用編~
どうすればいいの?お墓の引っ越し。~手順編~
墓じまい(解体・撤去)
現在あるお墓を、解体して撤去する際に行います。
この後、遺骨を預ける場所についても決めておくのが重要です。
お墓のリフォーム
代々引き継いでいるお墓であれば、建立から数十年経過している場合もあり、
家や建物と同じように、お墓も修理やリフォームが必要になります。
その際に、現在のお墓を解体するにあたり、閉眼供養が必要になります。
※「お墓の改葬」「墓じまい」ともに「改葬許可証」が必要になります。「改葬許可証」発行の手順についてはこちら↓
墓じまい・お墓の移転には「改葬許可証」が必要です。
閉眼供養の呼び方の違いについて
「閉眼供養(へいげんくよう)」と検索すると、いろんな名前が出てくるように、宗派や地域によっても呼び方がちがうようです。
「魂抜き(たましいぬき、こんぬき)」
「御魂抜き(みたまぬき、こんぬき)」
「お精抜き(おしょうぬき)」
「性根抜き(しょうねぬき)」
正式には「撥遣:はっけん」と言うようです。
浄土真宗では、
「遷仏法要(せんぶつほうよう)」又は「遷座法要(せんざほうよう)」といいます。
お寺のご住職様に、お経を上げて頂き、「閉眼法要」をあげて頂きます。
閉眼供養はどうして必要?
石材から、開眼供養(入魂)がされますと、墓石は『仏塔』となり、そこは仏の居ます浄土になるといわれています。
そして、閉眼供養にて、墓石に宿った仏様の魂、ご先祖様の魂を抜き取ることで、墓石から魂を抜いて、ただの石に戻すこととなります。
「閉眼」とは、本来は「仏像の目を閉じる」ということからきていると言われており、入魂された霊験ある仏様を、解体や撤去などする前に、供養することが大切です。
閉眼供養でのお布施や費用は?
閉眼供養は、菩提寺のご住職様にお経を読んでいただき行う法要の一種です。
お布施も、そのお寺様により金額が様々です。御膳料が必要なこともあります。
数千円~数万円のところもあるので、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。
それから、閉眼供養では、身内だけで行うのが一般的のようです。
まとめ
閉眼供養についてお話してきましたが、仏教では墓石だけではなく、仏像や仏壇、お位牌にも魂を入魂されております。墓石がただの石ではなく、仏様の宿る仏塔として、私たちをはじめ、子孫へと受け継ぐにあたり、大切さを伝えていけたらと思います。お墓の引越しや、リフォーム、撤去の際には、忘れずに供養していただきたいです。
牧之原石材公式HP
お墓の引越し・改葬の理由と重要な事~
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