こんにちは!今回はお墓の装飾としてお勧めの「玉砂利」についてお伝えします。玉砂砂利は、お墓の周りの土の部分や、お墓の土台に土の部分がある場合にお勧めな装飾になります。一昔前のごく一般的な和型のお墓を立てる際はあまり使用されていませんでしたが、昨今のような洋型墓石等が増えてきてから玉砂利の使用頻度も高くなりました。今日はその『玉砂利』の意味と種類、玉砂利を敷く事によって生まれるメリットをご説明いたします。
2016年3月24日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2021年3月7日に改めて公開しています。
目次
玉砂利とは?
それでは早速、『玉砂利』とは何かを改めてご説明致します。通常『玉砂利』とは、装飾用の砂利として使用される事が多いです。お墓に使用する以外では、庭先に敷いてある砂利を思い浮かべて頂ければ想像がつきやすいと思います。先程、一昔前のお墓では玉砂利を使用頻度は低かったとお伝えしましたが、その理由のひとつとして、昔のお百姓さんにとって「土」はいわゆる土地で大切な財産とされてきました。そこで収穫される農作物は「金」になる事から「土は金を生む」と言われ、その考えはお墓にも共通し、お墓の生む「金」に当たる大切な物は「子孫」であり「子供」と考えられたようです。その為、子供を生むお墓の土の上に砂利等を敷き詰める事は、子供はいらないと言っているも同義とされ「玉砂利」はあまり使用されませんでしたが、最近ではそのような風習も薄れ、各家庭が自由に故人の事や、自分の未来を考え、さまざまなお墓を建てる事が可能になり「玉砂利」を使用されるようになりました。お墓に使用される石にもさまざまな種類がある様に「玉砂利」にもいくつかの種類があります。今回は、その中でもよく使用される三種類の玉砂利についてご説明させていただきます。
五色玉砂利
最初にご紹介させていただくのが「五色玉砂利」です。こちらの玉砂利はその名の通り、黒や白、又は緑や赤等の様々な色の玉砂利を配合した物で、お墓の装飾に一番使用されていると言っても過言ではないでしょう。この「五色玉砂利」はよくホームセンター等でも見かける物ですので、興味のある方は「五色玉砂利」又は「五色」という名称を覚えておいてみてはいかがでしょうか?
白玉砂利
次にご紹介させていただくのが「白玉砂利」です。通常こちらの玉砂利は納骨室の中に敷く事が多いですが、お墓の装飾として使用される事もあります。
黒玉砂利
最後にご紹介させていただく「黒玉砂利」は先ほどの「五色玉砂利」や「白玉砂利」に比べると、大きさは若干大きめ艶ありの場合と艶無しの二種類が主に使用されます。有名な黒玉砂利の名称としては「那智黒石」と呼ばれることもあります。
玉砂利を敷くとどんなメリットがあるの?
お墓の土の部分に玉砂利を敷くと、墓石の見栄えが良くなります。又、お墓に土の部分がある場合は、雨により泥が飛び散りお墓に付着してしまい、お墓の手入れが大変になりますが、玉砂利を敷く事で雨をはじいてくれるので、泥汚れ等のお掃除の手間が掛かりません。さらに、お墓は雑草等が生えてしまうのですが、玉砂利を敷くことで雑草取りが簡単になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?冒頭でもお伝えしましたが、洋型墓石が増えた事で「玉砂利」を使用される事が増えてきました。又、現在では墓地に対してお墓を小さく作られる方も多くなってきたので空いたスペースに玉砂利を敷いたり、板石と合わせて装飾をしたりという形で使用される方も増えております。どのような形で玉砂利を使用するかにより見栄えも変わってきます。お墓は一生に一度の買い物です。ご希望のデザインや、施工写真をご覧になりたい方は是非お気軽にお問合せくださいませ。