こんにちは!牧之原石材です。近年「永代供養」という言葉をよく耳にするようになりました。
現在の日本では、少子化が進んでいることは皆さんもご存知かと思いますが、そういった少子化や家族構成の変化などの影響により「お墓の跡継ぎがいない」などの悩みを抱えている方も多いようです。お墓の跡継ぎはいるけど、後々のことを考え「お墓のことで子供に負担を掛けたくない」と考えている方も少なくないはずです。
本日は、将来も安心の「永代供養」について詳しくお話していきたいと思います。
2016年3月27日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2021年6月1日に改めて公開しています。
目次
永代供養とは?
お墓参りできない人に代わって、あるいはお墓参り・管理してくれる人がいなくても、代わりにお寺が責任持って永代にわたって供養と管理をしてもらえるお墓です。
永代供養墓は「えいたいくようばか」あるいは「えいたいくようぼ」と呼ばれています。
一般的に他の人と一緒のお墓あるいは同じ納骨室(棚)に安置されることから、合祀(ごうし)墓、合同墓、合葬(ごうそう)墓、共同墓、集合墓、合葬式納骨堂などとも呼ばれています。
また個々のお寺によって、永代供養塔、倶会一処墓、永代納骨堂、生前個人墓、永代供養廟(びょう)、永代納骨廟、永遠墓など様々な名称がつけられています。
一般のお墓との「違い」
一般のお墓との大きな違いは、お墓を管理しなくてもお寺が責任を持って永代にわたって供養と管理をしてくれるところです。
また、個人墓以外については墓石代がかからず、墓地使用料が割安になるなどで、一般のお墓と比べて料金が安いです。一式料金で10万円から100万円以上と形式、納骨方法によって料金は様々ですが、静岡県では30万円~50万円ぐらいが平均と言われています。
一式料金を一度支払えば、その後管理費、お布施(お塔婆代など)寄付金など掛からない場合もあります。
(ただし、生前申込みの場合については年会費あるいは護寺費、年間管理費を支払うかたちになっているお寺もあります。)
稀ですが宗派に帰依(きえ)(信仰)する、檀家になることが条件としているお寺もあります。
納骨方法
永代供養墓の納骨方法は以下のような方法に分かれます。
一つは、合祀(ごうし)と言われ、最初から遺骨を骨壷から出して1ヵ所にまとめ土に還す(合祀墓と言われています)納骨方法です。
二つ目は、ある一定期間、たとえば33回忌(お寺によって3回忌~50回忌で様々です)まで、納骨壇あるいは棚に骨壷(木の箱あるいは布袋のお寺もあります)のままお骨を安置し、その後合祀する納骨方法です。
そして三つ目は、お骨を分骨し、一部を一定期間あるいは永大に安置し、残りのお骨は合祀する納骨方法です。
このように永代供養の納骨方法は3通りありますので、それぞれに合った永代供養墓を選ぶ必要がありますね。
納骨後の供養方法
・毎年の春彼岸、お盆、秋彼岸に合同供養を行う
・年に1回あるいは毎月供養
・毎年祥月命日も供養
・回忌供養も供養
など、納骨後の供養方法については、お寺・霊園によって様々です。
まとめ
永代供養は「お墓の跡継ぎがいない」「お墓のことで、将来子供に面倒を掛けたくない」などのお悩みを解消できる供養の方法の一つです。
ただし、将来お骨が個別に残らないことを考えると、永代供養に決める前に、一度よく検討する必要があります。永代供養をお考えの方は、ぜひ今回お話した内容を参考にしてみてください。
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