お墓を作るときに気になる言葉「サイ」とは何ですか?

 

皆さんこんにちは!アドバイザーの藤田です。
私がアドバイザーを始めてお客様に接するようになり、お墓の提案を進める中でお客様から「それなんですか?」とよく質問される言葉に「サイ」というものがあります。今回はそんな「サイ」とは何なのか?にスポットを当ててみたいと思います。

目次

  • 「サイ」とは何の事か?
  • 他にも「サイ」をつかうことがあるの?
  • まとめ

「サイ」とは何の事か?

分かりやすく説明すると「サイ」とは漢字で「才」と書き、お墓を建てるときに使う石の量を表す単位の事です。
お墓を建てるときには主に「尺貫法」を使います。「才」とは尺貫法での体積を表す言葉で、「1才」=1尺×1尺×1尺=1尺立方(1尺=30.3cm)のことを言います。
同じように尺貫法で表す体積に「石」があり「10才=1石」とされています。そう考えると石材業界とは切っても切れない縁がありますね。
お墓を建てる際の使用石材の数量(才数)は、石の長さを尺・寸で測り、また石の量の単位については1尺立方を1才とし、お墓に使用する石材の総量を総才数と言います。総才数がお墓に使用する石材の総数量となり、総才数が多いほど、それだけ石の量を多く使ったお墓ということになります。
平均的なお墓の大きさのもので大体25~30才くらいの石を使います。大まかに石材の重量を1才70㎏としてお墓を建てるところには1.5t位の重さがかかります。そういったこともありお墓の基礎工事はしっかりとやる必要があります。
お墓の基礎工事についてはこちらを↓
家もお墓も大事なのは基礎工事!種類と費用の違いとは?

1才

他にも「サイ」を使う事があるの?

運送業界では現在も良く使われているようです。こちらも同じ「才」なのですが、基本ルールとして重さの単位を「1才=8㎏」として考えられているようです。運送業界では大きくてかさばるのに軽いものや、小さくても重いものなどがある為、輸送コストも考えて基本的な重さの単位を設けているようです。運送業界での「1才」の大きさ・重さは人が長時間安定して持ったり運んだり出来る限界の数値だとされています。
当然ですが、同じ「1才」であっても石材の「1才」は8㎏なんてことはありません。上記にも書きましたが、石の種類によっても違いますが1才70㎏前後はあるかと思います。

運送屋

まとめ

自分自身この業界に入ってくる前には聞きなれない言葉でした。尺貫法自体があまりなじみがなくピンと来ませんでしたが、古い時代より変わらず使い続けていることで日本古来の伝統を守っているような気持ちになり、これからも伝えていけたらいいなと感じました。
一般の人には少しわかりにくい言葉ではありますが、逆にそういう単位や言葉があることを知っていただくいい機会なので、質問された際にはしっかりとお答えしていきたいと思います。

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