皆さんこんにちは。アドバイザー藤田です。
身内でご不幸があった時、通夜・お葬式の手配で慌ただしくすることが多いと思います。ましてや最近では核家族化が進み、お葬式自体の経験も少ない方が多いのではないでしょうか?
最近はご葬儀などはセレモニーホールなどで手配し、家族葬の形で簡単に済ませる方も多いようです。
さて、今回は葬儀のその後「納骨」についてのお話をさせていただきます。
今回はお墓がある場合での事例を紹介します。
目次
- 「納骨」をするにはどうすればいいの?
- 「納骨」に必要なものは?
- 「納骨」の注意点
- 「納骨」はいつまでにするの?
- まとめ
2016年4月27日に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2017年10月11日に改めて公開しています。
目次
「納骨」をするにはどうすればいいの?
納骨をする際には、まず法要の手配をする必要があります。(近年は法要をされず、ご家族で供養するだけの場合も増えつつあります。)ご家族やご親戚の集まりやすい土日を希望する方が多いので、聖職者の方には早めに連絡をするのが良いかと思います。
次に石材店への作業依頼です。お墓に戒名やお名前を彫る方は事前に依頼し、納骨時には彫刻が終わっている事が望ましいです。納骨当日も石を動かしての納骨になりますので、専門家である石材店に頼むのがいいでしょう。
納骨場所が納骨堂である場合には石材店への依頼は必要ありません。近年はお墓を維持管理していくのが大変なため、こういった納骨堂・永代供養を望むお客様が増加しています。
関連記事こちらをどうぞ↓
樹木葬とは?新しい供養の形ってどんなものがあるの?
散骨とは?新しい供養の形にはどんなものがあるの?
永代供養墓とは?~新しい供養の形ってどんなものがあるの?~
「納骨」に必要なものは?
納骨をする際には「遺骨埋葬許可証」が必要になります。「遺骨埋葬許可証」=「火葬許可書」に「火葬執行済」と記載されているもの。
霊園墓地に埋葬する場合には使用名義人の使用許可証(永代使用書)と印鑑も持参すると良いでしょう。
その他持ち物としては、お花、お線香、お供え物、お塔婆、等です。(宗派により必要なもの、そうでないものがあります。)
当たり前ですが、ご遺骨もご持参ください。
「納骨」の注意点
納骨するお寺さん、霊園によっては納骨の仕方が決められている場合があります。特に最近増加中の宗旨宗派問わない自由霊園では骨壺による納骨が決められている場合が多いです。火葬後の納骨であれば骨壺に入っているので問題ありませんが、既存墓地からの改葬の際には今までの埋葬状態の確認も必要になります。(古いお墓は骨壺から出して直接納骨が多いため。)
お寺や地域によっては骨壺から出して直接納骨や、さらしなどに入れての納骨をすることもあります。
「納骨」はいつまでにするの?
納骨をするのに特に期限などの決まりはありません。一般的に四十九日に納骨をすることが多いですが、それは近親者が集まってくれる時に納骨も済ませたいという事のようです。
身内の方の中には亡くなられて、故人に対して気持ちの整理がつかなく、しばらくは手元においておきたい方もいらっしゃいますし、急に亡くなられお墓の準備が間に合わない方もいらっしゃいます。ご自身やご家族が、納得できたタイミングでの納骨が一番だと思います。
お墓の準備どれくらいでできるのか?コチラ↓
ぜひ参考にしていただきたい!お墓が完成するまでの期間!
まとめ
「納骨」とはただ単に形式的なものではなく、残された方たちの想いや考えに寄って行われるべきことだと思います。単純に四十九日だからではなく、故人への想いをしっかりと整理したのちお別れをするのが良いのではないでしょうか?その想いこそが後のお墓参りへの想いと通じるものになるのではないかと思います。みんながやっているから同じように「納骨」するのではなく、残された遺族みんなが納得できる形で納骨してあげるのが一番の供養になるのではないでしょうか?
「納骨」も含め葬儀、法要、戒名彫りなどに関してのご相談も私たち石材店にお気軽にお尋ねください。私たちはお客様の「想い」をカタチにする仕事をしています。