お墓の戒名料はランクによって違う!?戒名をつける相場と基準とは

 
こんにちは! 今日は、戒名の相場についてお話したいと思います。日本ではお亡くなりになると、仏式で葬られる方が圧倒的に多いのですが、その時に支払う戒名料は何を基準に一体いくら包めばよいのか、当事者としては戸惑うことも多いと思います。今回はそんな方のために戒名のランクの意味と相場をお伝えしていきます。 以前のブログでお墓の戒名について書いている記事があるのでそちらも一読してみて下さい。 →戒名って何だろう?みんな付けなくちゃいけないの?

目次

  • お墓の戒名のランクって?
  • お墓の戒名料の相場
  • まとめ

お墓の戒名のランクって?

一般的に長い(字数が多い)ほうが格が上とされていて、現在の基本形は「院号」・「道号」・「位号」で成り立ちます。たとえば、「慈鏡院妙徳日美大姉」という戒名は、慈鏡院が「院号」、妙徳が「道号」、日美が「戒名」、大姉が「位号」となります。要するに、実際の「戒名」は二文字で立派に成立するものなのです。その他の文字に関しては、故人が生前、お寺のために一生懸命に尽くしてくれたことへの、寺側の感謝の意です。 例えば寺の修理をしてくれた、寄進をしてくれたなど、いろいろな功績があった人に何かをしてあげたい、しかしお金で解決できるものでもないので名前に感謝の意を示す言葉を追加し、見送ろうという意味が込められています。

戒名ランクを選ぶための基準とは

戒名にはいくつかランクがありますが、 基本的にお布施を多く出せば、高いランクの戒名をつけてもらうことができます。ただし、下記のことを踏まえたうえでランクを決めるのが一般的ですので参考にしてください。

  • 新たにお墓を建立して入る場合は自由に決めても良い
  • ご先祖様と同じお墓に入る場合に関してはご先祖様より高いランクはつけない
  • 夫婦で同じお墓に入る場合、戒名のランクをそろえる

戒名とは本来、お寺から檀家に向けての恩返しのようなものであり、寄進額や生前の寺との関わりの強さなどから、ランクの高い戒名を授与されていたのです。 1

お墓の戒名料の相場

戒名には宗派ごとにいくつかのランクがあり、戒名のランクを高くするほどに金額も高くなります。上記で述べたとおり、寺院によってお布施金額の設定が大きく異なるため、「 他の寺院は料金が違った」というのは現実によくある話です。 ただ、先祖代々にお世話になっているお寺である菩提寺(ぼだいじ)があるのであれば、寺院の比較などすることなく、その金額をお布施として寄付することになります。

全国寺院の戒名料相場

それでは実際に、宗派別の戒名とランクのお布施金額の相場をお伝えします。

宗派 信士・信女 居士・大姉 院信士・院信女 院居士・院大姉
曹洞宗 30~50万円 50~70万円 100万円~ 100万円~
真言宗 30~50万円 50~70万円 80万円~ 100万円~
天台宗 30~50万円 50~70万円 80万円~ 100万円~
浄土宗 30~40万円 50~60万円 70万円~
臨済宗 30~50万円 50~80万円 100万円~
日蓮宗 30万円~ 50万円~ 100万円~
浄土真宗 釋○○ (10~30万円) ○院釋○ (50万円~)
引用元:葬儀案内人様より

まとめ

戒名にはそれぞれランクがあり、同じランクの戒名であっても寺院によってお布施金額が異なります。 高い位にしたことによって後々お子さんやお孫さんが苦労した!なんて話も聞くこともありますので、決して聞きづらいと戸惑ったりせず、ご住職に相談してみることをおススメいたします。

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