皆さんこんにちは!アドバイザーの藤田です。
私は仕事柄お客様の納骨のお手伝いをさせていただくときがあります。そんな時よくお客様に「お塔婆はいつ片付ければいいの?」と質問されるのですが、今回は「お塔婆」をいつ、どんな風に片付けるのかをお話しさせていただきます。
目次
- お塔婆とは?
- お塔婆はいつ片付けるの?
- どのように片付ければいいの?
- まとめ
目次
お塔婆とは?
お塔婆(卒塔婆)とは、供養のために用いられる細長い木の板の事です。故人や先祖を供養するために用いられ、仏教的にはお塔婆を立てる事は「善を積む」こととされており、先祖供養だけではなく自身の善行としても奨励されています。
お塔婆は五輪塔を模して作られたもので、下から地・水・火・風・空と、古代インドにおける宇宙の構成要因を表しているといわれています。
お塔婆について詳しくはこちらをご覧ください。↓
意外に知らない?!お塔婆にはどんな意味があるの?
お塔婆はいつ片付けるの?
お塔婆を片付ける時期に関しては特に決まりはありません。
皆様の都合でいつ片付けても問題はありませんが、多くの方は1周忌法要・3回忌法要などで新しくお塔婆を作られた際に片付ける事が多いようです。
また、寺院墓地についてはお寺さんのご住職が見て回り、片付けていただけるところもあるようです。最近増えてきた自由霊園では自分たちで片付ける必要がある為、ついつい忘れて沢山のお塔婆がたまってしまう事も多いようです。
どのように片付ければいいの?
さて、いざ片付けるとなるとどうしたらいいのか考えてしまします。自由霊園に関しては古いお花などと同じところにおいておけば処分してくれるところもありますが、方法としては一般のゴミと同じ処分方法になります。せっかくご先祖・故人を供養していたものなのになんとなく抵抗がありますね?
そんな方はお寺さんで法要の際に「お炊き上げ」をしてもらい処分する方法があります。「お炊き上げ」とはお経を読みながら焼却する事ですが、近年は公害の観点から焼却を実施していないお寺さんも多くあります。一度お付き合いのあるお寺さんにご相談してみるのも良いかもしれません。
まとめ
お塔婆に関して「存在」という意味では皆さんご存知かもしれません。(お化け屋敷の小道具としても良く目にします。)ただ、その意味や片付けの時期に関しては知らない人は多いのではないでしょうか?
実際に自分が法要を取り仕切るようになり、はじめて「これどうすればいいんだろう?」と気が付くのではないでしょうか?
準備や片付けについては、お世話になるお寺さんに新しい「お塔婆」の準備、今までの「お塔婆」の処分をご相談するのがいいのではないかと思います。