お墓の色に決まりはあるの?とご見学に来てくださる方から聞かれたりします。例えば、黒い石で建てるのは大丈夫なの?と思う方もいらっしゃいます。 結論からお伝えしますと…「お墓の色に決まりはありません」 黒いお墓の色はよくないとお聞きすることがあるかもしれませんが、それは迷信です。 仏教では、極楽浄土をつくるのに必要とされる色が、赤青黄白黒の5色だと言われています。 お墓の色は地域によって流行りのようなものがあり、その土地の環境も影響していますが、 ある地域では黒い石が多かったり、またある地域では白い石が多かったりします。 何色の石を使うかで値段も変わってきます。 今回は静岡県内の人気色について詳しくお伝えしていきたいと思います。
目次
- お墓の色|静岡県西部
- お墓の色|静岡県中部
- お墓の色|静岡県東部
- まとめ
目次
お墓の色|静岡県西部
静岡県西部地方は白い石を使用したお墓がとても多い地域です。これは、日本で産出されるみかげ石は、白が多く、西部地域の近くには愛知県岡崎市があり石の産地としても大変有名で多くの白みかげがある為です。昭和60年代以降は、輸入石材が多くなり黒い石の使用がすこしづつ増えてきましたが、古くからの霊園では白い石や同じ形のお墓が多く見受けられています。
静岡県西部「富士見台霊園」↓
お墓の色|静岡県中部
静岡県中部地方ではグレーの石を使用したお墓の色が多いです。静岡県中部地方は海が近い地域が多いため、潮風でサビが出てしまうことが多いのでサビがでないグレーの石が人気です。
静岡県中部「沼上霊園」↓
お墓の色|静岡県東部
静岡県東部地方では黒い石を使用したお墓の色が多いです。黒い石は艶が長持ちしたり、吸水率も低いためお値段が高めです。静岡県東部地方の方は、亡くなった方や先祖を大切にする想いがより強いことから、良いものを建て安らかに眠れるようにと、黒い石を使用される方が多いようです。(もちろん、安価な石で建てられてもきちんと、ご先祖様を大切想われている方もたくさんいらっしゃいます。一般的な情報ですので、安価な石を否定しているわけではありません。)
静岡県東部「メモリアルパーク 花の郷霊苑」↓
まとめ
各地域によって人気色はありますが、お墓の色は自由です。赤や緑の石を使ったお墓も増えてきています。同じ色の石を使用してもデザインで全く違うものができてきます。逆に違う石の色を使用して同じデザインのお墓を建てたとしても雰囲気が全く違うものになります。デザイン・金額・機能何を重視するかで、お墓の色やデザインは変わってくるかと思います。これからお墓を建てようと思う方は、代々受け継がれる大事なお墓ですので、石の種類から一つ一つ納得いくまでご相談ください。