こんにちは、牧之原石材です。お墓を建てる場所を考えた時に、「近い方が便利なので自分の敷地内に建てればいいんじゃないの？」と思った方もいらっしゃると思います。自分の土地なら、家など建てる事も可能なので、お墓も建てれるんじゃないかな？と思う方もいるのではないでしょうか？今回はお墓を建てる場所のお悩み、自分の土地にお墓が建てれるのか？についてお答えします。
2016年6月25日に公開した記事ですが、内容を加筆修正しましたので 2022年4月19日に改めて公開させていただきます。
目次
- 自分の土地なら自由にお墓が建てれるの？
- 昔から自分の敷地にあるお墓は建て替えれるの？
- まとめ
目次
自分の土地なら自由にお墓が建てれるの？
自分の土地(屋敷)ならお墓も自由に建てることができるのでしょうか？応えはＮＯ(ダメ)です。お墓の管理については、墓地埋葬法により都道府県知事の定める墓地に限るとされています。墓地の運営や管理の許可を受けられるのは、実質①宗教法人②公益法人③地方公共団体に限定されるため、現在は個人で墓地を持つ事はできません。つまり、たとえ自分の土地であっても、自宅の庭や裏山などにお墓を作ることはできません。
墓地埋葬法が制定される以前は、この他に「村落墓地」といった地域集落の共同墓地や、個人の家の庭などに造られた「個人墓地」といったものもありました。これら「村落墓地」や「個人墓地」は現在もあり、そうした既存の墓地は認められていますが、そこに新たに墓地を増やすことはできません。
昔から自分の敷地にあるお墓は建て替えれるの？
では、昔から自分の敷地にあるお墓はどうなるのでしょう？古くなったら建て替えたりすることができるのでしょうか？答えはOK(大丈夫)です。もともと墓地として申請されている土地なので、お墓は継続してお守りいただけますし、建て替える事も可能です。ただし、お墓の数を増やしたり、新たにつくる事はできません。昔は、自分の屋敷内だけでなく、畑の一角などにあったりしましたが、お墓までの通路が整備されていなかったり、山などの高い場所にあったりと、意外にお墓参りするのに大変な場所だったりします。そのため、近年では、お墓参りしやすい寺院墓地や霊園などに移転される方も増えています。
当社にて自宅墓地でお墓を建て替えされた実例写真です。
まとめ
昔は当たり前だったことも、現代では法律などにより制限されていることも少なくありません。お墓を建ててしまってから、「実は建ててはいけない場所だった」というようなことにならないように、事前に確認が必要です。不明な点などがありましたら、石材店などにご相談してください。当社には墓地管理士もおりますので、お悩み事などございましたら、お気軽にお問合せください。お住まいの場所から、なるべく近くて、お墓参りがしやすい環境の場所にお墓があると、お墓参りの回数も増えるので、ご先祖様にも喜んでいただけるのではないでしょうか。
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