墓石の種類について『インド墓石編』

お墓を建てる際に、使用する御影石は日本で採れる国産からはじまり、海外で採れる外国産まで幅広い種類があります。その中でも、安定して良質な石が数多く産出される国がインドです。今日は『インド産の墓石』の気になるポイントを簡単にご説明いたします。

目次

  • インド産の墓石と他の石との比較
  • インド産の墓石の価格相場
  • インド産の墓石の価格相場の理由
  • まとめ

2016年10月21日更新

インド産の墓石と他の石との比較

インド産のお墓の石は国産のものや、中国産のものと比べると、比較的吸水率が低く、硬い石が多いのが特徴です。(吸水率が低いと石が水を吸わないため、石の風化がなりにくいと結果にでています。)また石目や色も豊富でバリエーションも豊かです。特に個人的には、黒い御影石のクンナムと言われる石はオススメです。色もとても濃く、品質も申し分ありません。また吸水率も0.01%と、とても低く非常に硬い石です。硬いと言えばM1-Hという少し緑がかった石があります。M1-Hは吸水率0%と言われ非常に丈夫で経年劣化も少なく、人気があります。またグレー系の石で人気があるアーバングレーという石は、インドのお墓の石の中では比較的価格も良心的で、硬くて良質な石が多いです。また赤系でオススメの石材はニューインペリアルという石です。赤色が鮮やかでとてもキレイな石です。他にも沢山の種類の石がありますので、信頼できる石材店でサンプルの板石を直接見せてもらい、その石の特徴を伺うことをオススメ致します。また、価格に関しましては、全てのインド産のお墓の石がそうとは言えませんが、一般的に日本の国産のお墓の石より安く、中国産のお墓の石よりは高いのが一般的です。
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インド産の墓石の価格相場

価格相場に関しましては、墓地の広さやデザイン、または石を使用する量で大きく変わりますが、幅90cm×奥行90cmの墓地に一番安価なインド産の墓石を使用し、土台から石塔まで施工した場合で最低でも90万はかかるでしょう。さらに、先ほどご紹介したクンナムやM1-Hなどは、更に金額がかかると考えてもいいと言えます。

インド産のお墓の石の価格相場の理由

中国産とインド産の墓石を比較したところ、同じような色でもインド産の墓石の方が高く、その理由として挙げられるのは、品質の違いや、産出量が少ないなど様々な理由が考えられますが、敢えて代表的なものを挙げるとすれば、輸入コストと加工費にあると言えます。現在、日本で建てられるお墓で使用する御影石は世界中に存在致しますが、その大部分が中国に集まると言われています。インド産のものも例外ではありません。例えば中国産の石材ですと、中国で加工しそのまま輸出できますが、インド産の墓石だと、一旦中国に墓石を運び、そこで加工を施し、日本に輸出しますので、どうしてもコストと時間が掛かってしまいます。ただ、中国の工場でも一流のとこと、そうでない工場と存在し、同じお墓の石でも加工技術による金額の違いも当然あります。しかし、日本国内で加工するよりは安いと言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか、インド産の墓石は非常に品質のいいものが多いのは確かです。しかし、品質のよいインド産の墓石でお墓を建てたとしても、加工技術が一流でなければ、いいお墓を建てる事は出来ません。もちろん現地でお墓を建てるスタッフも指導や連携が行き届いている自社スタッフであったり、外注に丸投げしている石材店などもあります。わたし達、牧之原石材では、墓石の品質は当然ですが、加工技術や耐震免震施工にも拘ってお墓を建てるようにしています。また、インド産の墓石でお墓を建てた場合と、中国産のお墓の石でお墓を建てた場合とで、詳細にお見積を作成し、比較していただくことをオススメしています。お気軽にご相談下さい。

コチラも参考にしてください。
中国産墓石の品質は?いいの?悪いの?
お墓の石の種類について『国産墓石編』
お墓の色に決まりはありますか?|静岡県
石屋さんが教える、知っておきたい石材の事。(入門編)
「石によって値段が違うのはなぜ?」3つのポイント

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