夏本番!毎日暑い日が続きますが、夏バテなど体調はいかがでしょうか?最近では常温の飲み物を取るように少しだけ気を付けている福島です(笑)さて今回は、お墓を考えた時、一番に悩みとして出てくる「承継者問題」として子供さんへの配慮について、現代の悩みを取り上げてみました。これからお盆を迎えるにあたり、帰省した子供さんやお孫さんとも話題にしてみてはいかがでしょうか?
目次
- 子供たちの負担を考える
- 苦労の伝承を懸念する
- お墓を生前に用意したことによって救われた、子世代の事例
- まとめ
目次
子供たちの負担を考える
初めてのお墓や墓地の見学などにいらっしゃる親世代の方々から、お客様係の仕事をしている私がよくに耳にする「子供に迷惑を掛けたくない」という言葉。本当に良く聞くようになりました。子供たちの自立によって、遠方への居住や親世代との別居などで、忙しく働く子供たちに、お墓参りへ年数回も来てもらうのは負担が大きいと考えたり、自分達が亡くなった後、実家(家)も無くなったりすると、「お墓参り、面倒(管理)の時だけ、この街に来る」という理由になってしまうと負担になるのではないか?と心配される方もいらっしゃいます。
苦労の伝承を懸念する
親世代の方々が今までお墓に対して苦労されてきた思いが、懸念を煽っています。「お墓の面倒をみる」といっても、単にお墓参りやお掃除だけではなく、お寺とのお付き合いや、親戚との関係などがあります。
お寺とのお付き合いとは?→檀家とは?どんなことをするの?どんな負担があるの?
不透明な費用の仕組みや、お墓に対して意味を見いだせないと考える若い世代の意見も、親世代としては心配しているようです。
お墓の跡継ぎ?→長男じゃなくてもいいの?実はお墓の承継者に決まりはないんです
お墓を生前に用意したことによって救われた、子世代の事例
前項のように、若い世代(子世代)を心配する親世代の不安は尽きませんが、一方で生前にお墓を用意してくれたお蔭で、子世代の息子や娘、孫までが救われた事例もお聞きします。親世代がお墓を事前に用意していた事により、葬儀後の子供さん方の負担や、金銭的不安までもが解消された(相続税なども)という声や、お寺との付き合いも、お付き合い以上に安心が得られたという事もあります。そして一番は、心の拠り所でもあるお墓があることにより、誰にも相談できない悩みも、墓前で祖父母や親へ語りかけることにより救われたという事もお聞きしました。
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まとめ
「子供に迷惑を掛けたくない」と考える親世代。一方で、子世代の中でも「お墓を用意してくれてあってありがとう」と考える若い世代の子供達もいます。転ばぬ先の杖として、親世代が心配する気持ちもあるかと思いますが、子供達の拠り所として、ご先祖様や親を供養できる場所を一緒に考えてみるのはいかがでしょうか?