こんにちは!牧之原石材です。今回は区画整備による道路拡張の為、お墓の移転をしなければならなくなってしまったお客様の声をご紹介します。その際、お施主様よりお墓のお引越しをする際「いい機会だ」とご一緒に新しくご自身のお墓も建てられました。牧之原石材では、お客様よりお墓を建てた後のご意見を聞くことで、現在ご検討いただいているお客様や今後の知識としてもご参考にしていただけますよう、施工させて頂いたお客様よりご了承を頂き、ご紹介をさせて頂きます。
2016年9月4日 に公開した記事ですが、内容加筆、修正し2021年6月15日に改めて公開しています。
目次
- 実際にお墓を建てられたお客様の声
- お墓のこだわり
- まとめ
目次
実際にお墓を建てられたお客様の声
今回は、区画整備によるお墓の移転と新しいお墓を建てられたI様。
「この度、道路拡張に関連して墓の移転を求められ、牧之原石材さんに施工をお願いいたしました。江戸時代から、明治、大正、昭和、平成と各代8基の古墓が並立していましたが、産業廃棄物として処分するのには心が痛みました。そこで、いささか広めの墓域を用意できたので累代の菩薩供養塔と、私達以降入る墓を兼ねて「五輪塔」を建立し、併せて旧来の墓塔をも移設するデザインを泉原所長さんに依頼いたしました。「五輪塔」の文字、家紋などの意匠、位置の検討、墓誌彫刻の歴代戒名等の照合など細部までお願いに快く対応していただきました。広めといっても限りある面積、限りある予算の中で、当方の意を汲んでいただき無事完工、移転出来ましたことに感謝いたします。これをご縁に、メンテナンスなどこれからもお世話になると思いますがよろしくお願いいたします。」
お墓のこだわり
今回は、道路拡張のため区画整備によるお墓の移転のご相談で、牧之原石材大井川店へご来店されました。「江戸時代からあるお墓で、歴史が詰まっているので大事にしたいと思っているけど、お墓の引っ越しができるか心配…もし難しいようなら立て直す」とのことでした。墓地確認をさせて頂き、そのままでは江戸時代の石碑は運ぶ際にボロボロになってしまうので、修正をしながらでしたらお引越しが可能なことをお伝えしたら、大変喜んでくださいました。I様のお墓もお隣に建てたいとのことでした。I様は当社のブログを読み、五輪塔は良いお墓だとおっしゃって下さり、跡継ぎがないため、五輪塔のような個人墓をご希望されました。元のお墓もお引越でき、新しいお墓も建てさせて頂きI様ご希望のご予算内で、とても素敵なお墓になったかと思います。
担当者泉原より
今回、五輪塔の石はI様のご希望により、G654(中国産御影石)を使用しました。元からあったお墓の石の色に合うように、拝石・花立・香炉・コーピンの石をG623(中国産御影石)をオススメさせて頂きました。色を合わせることで、統一感が出てさらにお墓を際立たせることができたかと思います。
まとめ
歴史あるお墓を大事にしたいというお客様の想いにお応えでき、大変喜んでくださり私達も嬉しく思っております。このブログを読んでくださったことで、五輪塔の良さがI様に伝わって素晴らしいお墓を建てさせて頂き、私たちも「ブログを書いていて良かった!これからもお客様のお役に立つ情報を発信していこう!」と励みになりました。ちなみにI様が読んでくださった記事がこちらです→五輪塔ってどんなお墓なの?誰でも分かるカンタン解説。
今回使用した石の特徴
新平和G654/中国産御影石(グレー系):G654はシリーズでいくつかあり、中国産グレー系御影石の中でも定番で、国産の「千石石」に似ていることから「新千石」と呼ばれる事もあります。新平和G654は「栗花石」や「サングレー」と呼ばれ、G654シリーズの中でも比較的吸水しにくく、水はけが良いのが特徴です。
G623/中国産御影石(グレー):日本で最も多く使用されている、中国産御影石。「外柵といえばG623」と言われるくらい全国の墓石に使用されています。錆が出にくいと定評があります。「稲田石」と似ているため「新稲田」「稲桜」などとも呼ばれていて、淡い桜色の結晶がみられることもあるため「桜御影石」とも呼ばれることがあり、キッチンや洗面台にも使用されることがあります。