皆さんこんにちは。アドバイザー藤田です。
お客様からの問い合わせの多い「樹木葬」ー東京などの都会には多く広がっていますが、私たちの住む静岡県でも需要が高まりつつあり、今後の発展に大いに期待を持てるところです。さて、今回は「樹木葬」のメリット・デメリットについて東京と静岡で比較してみたいと思います。
目次
- 東京の樹木葬のメリット・デメリット
- 静岡の樹木葬のメリット・デメリット
- まとめ
目次
東京の樹木葬のメリット・デメリット
メリット
①選択肢が多い
東京の樹木葬は数も多く種類も多いため、気に入ったスタイル・エリアの樹木葬が選択できます。
②利便性
公共の交通機関が発展しているため、多くの寺院・霊園の近くに駅やバス停があります。車を運転できないお年寄りなどには最適な環境です。
③ペットも入れる
都心部の樹木葬で急増しているのが、「ペットと一緒に入れる」タイプです。これはペットを「家族」として捉える考え方が認知されつつあり、従来の埋葬ではタブー視されてきた「動物」の埋葬に肯定的な意見が出てきたためです。
寺院の境内墓地では難しいですが、霊園タイプの樹木葬では増加傾向にあります。
デメリット
①敷地面積が狭い
都心部ではどうしても仕方がない事ですが、地方と比べ全体的な面積が狭いため、どうしても手狭になります。樹木やモニュメント・通路の配置の仕方などで広く見える作り方を工夫されていますが、お掃除などはしにくい様です。
②駐車場が少ない
東京でも郊外にある霊園は別ですが、無料駐車場が完備されている霊園は非常に少ないです。お墓参りにはお花やお線香なども持っていきたいので、車で行ければ荷物も平気ですが公共の交通手段しかない場合や駅やバス停から徒歩で掛かる場合は大変だと言う意見が聞かれます。
静岡の樹木葬のメリット・デメリット
メリット
①広い敷地と景観の良さ
東京と比べ敷地面積が広いところが多く、高台にある霊園などは富士山を望めることが多いため非常に景観がいいです。
②駐車場が完備されている
ほとんどの霊園で無料の駐車場が完備されているため、自家用車で気軽にお墓参りに行けます。
③個々の納骨スペースがあるものが多い
都心の樹木葬にも個々に納骨するタイプもありますが、割合で言うと静岡の方が多いかと思います。個々に納骨できるとお参りする対象が明確で、骨壺で納骨するタイプなどは後々残された人が普通のお墓で供養したい場合に取り出しが可能です。
デメリット
①公共の交通機関で行きにくい
メリットであった「駐車場の完備」はされているのですが、景観のいい郊外に多いためどうしても公共の交通機関でのアクセスが悪いです。
②選択肢が少ない
これは今後改善されていくと思いますが、東京と比べると樹木葬のある霊園が絶対的に少ないです。しかし、最近はニーズも高まっているため、様々なタイプの樹木葬が増えていくかと思います。
まとめ
今回上げた点の他にも東京と静岡では様々な相違点やメリット・デメリットがありますが、そういった中でもご自身の気に入ったスタイル・エリアが選択できるようになってくると思います。
私たち石材店としては通常のお墓を建てていただくのが一番嬉しいですが、家族の形態・考え方で樹木葬が増加傾向にあるのも理解できます。私たち牧之原石材は様々なニーズに合わせての供養の形を提案して行きます。