こんにちは!少しづつですが秋風が心地よい日が増えてきましたね。さてお墓を検討され始めた時、まずは場所(墓地)から考えられる方が多いかと思いますが、
よそのお宅で、自宅の敷地内や、すぐ隣の畑に隣接されているお墓を目にされることはありませんか?ふと、「自分の所有の土地」や「自宅の庭」にお墓を建てれるんじゃないの?と考えられた方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、お墓を建てる場所についてお話していきたいと思います。
目次
- お墓を建てる場所に決まりはあるの?
- 自宅の庭へお墓は建ててもいいの?
- まとめ
目次
お墓を建てる場所に決まりはあるの?
はい!実は、お墓を建てて遺骨を納骨する場合、お墓の建立しても良い場所というのは「墓地埋葬法」という法律により、都道県知事の定める墓地に限るという決まりがあります。また墓地の運営や管理の許可を受けられるのは、実質、宗教法人・公益法人・地方自治体(行政機関)になります。
ですので、現在では個人での墓地は持つことが出来ません。
墓地の説明についてはコチラ→お墓を持つ前に知っておきたい!3つの墓地の種類と違い
自宅の庭へお墓は建ててもいいの?
墓地埋葬法により建立することは出来ません。
では何故自宅の敷地内でお墓を持っている人がいるの?
墓地埋葬法が制定される前は、自宅敷地内や所有の土地での「個人墓地」や地域集落の共同墓地「村落墓地」というものがありました。しかし、現在では墓地埋葬法が制定され、新たに墓地を持つことは出来なくなりました。ですが、既存のお墓がある場合には、そこでのお祀りや建て替えは可能です。
まとめ
現在でも目にする自宅周辺や所有の土地での墓地。墓地埋葬法が施行されている現行では、遺骨を埋葬するお墓は建立できません。目にするだけに、しっかりと事前の確認や知識を持っていないと後で後悔することにもなりかねません。また、一見自宅近くで便利にも感じますが、場所によっては急勾配場所だったり、個人のお墓ゆえにお墓までの道が細いあぜ道だったり、山の上でお参りが困難な場所だと、お墓をお引越しされるケースも増えています。
墓地を検討される際には、今後のお墓を守っていく事をよく考慮し、場所を選定してほしいと思います。